シューマン 交響曲第1番「春」

 シューマンの交響曲第1番「春」を聞きました。CDは、バーンスタイン盤です。
 シューマンの交響曲は、昔からオーケストレーションがよくないとか、響きがよくないと言われ、演奏にはいろいろと手を加えられることがあります。マーラーによる編曲版は、かなり知られ、録音もいくつも存在します。
 しかし、わたしにはそのことはちっともわかりませんし、それよりも、以前にも書いたことがありますが、シューマンの交響曲は、とらえどころがなくて困ります。レコード時代は、コンヴィチュニー盤、CD時代になってからは、ハイティンク盤やスウィトナー盤などで聞いてきました。しかし、第何番はこんな曲というイメージがちっともできていないのです。そんなこともあって、廉価盤(いまは廉価盤ではなくなってしまいました。)でありながら、決定盤的存在のバーンスタイン盤を買いました。
 バーンスタインの演奏は、名盤といわれるだけのことはあると思います。いままでこの曲もあまり印象がないのですが、バーンスタインの演奏は、リズムがはつらつとして楽しい感じで、「春」という標題にぴったりという感じがしました。この曲を聞いて、そんな感じを持ったのは初めてのことだと思います。
 録音は、1984年で十分いいです。音場は広く、各楽器の分離もいいです。聞いていて楽しくなるような気がするのは、録音のおかげもあるかもしれません。バーンスタインは、このころライブ録音を好んでおり、この曲もライブ録音です。しかし、バーンスタインの場合、演奏会を録音したというよりも、録音に当たって聴衆を入れたというような録音のしかただったのではなかったかと思います。ですから、拍手はもちろん、咳払いのようなものも入っておらず、ライブ録音という表記がなければ、そのことはわからないほどです。

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