シューマン 交響曲第3番「ライン」

 シューマンの交響曲第3番「ライン」を聞きました。CDは、バーンスタイン盤です。
 シューマンの交響曲は、昔からオーケストレーションがよくないとか、響きがよくないと言われることや、マーラーによる編曲版など、演奏にはいろいろと手を加えられることがあることを、先日、第1番「春」を聞いたときに書きました。しかし、CDの解説によると、バーンスタインは、シューマンのスコアに手を加えるべきではないと主張していたそうです。実際、バーンスタインの演奏で聞いた第1番「春」は、とてもよかったと思います。
 しかし、この「ライン」を聞いたところ、「春」を聞いたときとはまた印象が違いました。それは、曲のせいかもしれません。「ライン」も明るい感じの曲ですが、「春」とは違い、CDの解説には、レンナーの言葉として、『その明るさはガラスのようにもろく、精神には重々しさがある』というような曲だからでしょう。わたしは、聞き終わって、この言葉はこの曲をうまく表現していると思いました。
 バーンスタインの演奏は、冒頭から底力みなぎる充実した演奏といわれていますが、たしかに、雄大な感じがしてよかったと思います。ただ、シューマンのオーケストレーションについてあれこれ言われる代表が、管楽器と弦楽器をたくさん重ねたこの冒頭のようです。ですから、やはり、バーンスタインがうまいのか、わたしがよくわからないのかどちらかだと思います。
 録音は、1984年で十分いいです。この曲もライブ録音ですが、やはり、拍手や咳払いのようなものも入っておらず、ライブ録音という表記がなければ、そのことはわかりません。

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