日本人とバッハ 鈴木雅明

 きょうの朝日新聞朝刊別冊beの連載「逆風満帆」は、鈴木雅明さんの2回目です。
 鈴木さんの演奏については、「スウェーデンのレコード会社の録音で、海外でもCDが販売されると、そのクオリティーに欧米のバッハ愛好家は驚いた。」そうです。バッハ・メダルを送られたくらいですから、当然だと思いますが、鈴木さんは、「日本はキリスト教国ではない。バッハの教会音楽が本当に理解できるだろうか――。」という質問に絶えず向き合うことになるのだそうです。
 同じようなことは、日本人のクラシック音楽の演奏家であれば、多かれ少なかれぶつかることだと思います。日本人にクラシック音楽が理解できるのだろうか、ということです。現在までの状況を見れば、そんな疑問はまったく気にすることはないと思いますが、ヨーロッパの人たちから見れば、まだ気になるのかもしれません。
 鈴木さんは、「バッハには、どこに向かうのか、わからないスピード感がある」と語ったそうです。わたしは、バッハの偉大さがまだわかっていません。CDもまだ数枚しか持っておらず、その音楽につては、ちょっと退屈と思っています。しかし、バッハの音楽は、クラシック音楽の出発点のようなものですから、わたしがもっと理解できるようにならないといけないのだろうと思います。

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