「ラッキードラゴン~第五福竜丸の記憶~」は、第五福竜丸をテーマにした吹奏楽曲です。きょう、3月1日が、第五福竜丸のビキニ環礁での水爆被ばくの日だということもあると思います。65年になるそうです。
この曲は、作曲家の福島弘和さんが、偶然手にした絵本「ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸」をきっかけに、記憶を音楽で伝えようと決意したことから生まれることになります。吹奏楽の強豪校に曲を提供する機会を待っていると、春日部共栄高の顧問都賀城太郎さんから依頼がありました。2人で曲調を語り合い、部員たちと演奏を繰り返しながら、作り上げていったということです。
2009年の全日本吹奏楽コンクールで、春日部共栄高は金賞を受賞し、この曲は、全国の吹奏楽関係者に知れ渡ったそうです。その後、世界で987団体が演奏してといいます。
それだけ曲がすぐれているということでしょう。そのことによって、第五福竜丸事件が、語り継がれていくことになれば、さらに、世界の平和につながってくれればいいと思います。
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