ヴァレリー・ゲルギエフ インタビュー

 『レコード芸術』で、ヴァレリー・ゲルギエフのインタビュー記事を読みました。
 2015年から首席指揮者をつとめ、昨年来日公演を行ったミュンヘン・フィルについての話から始まりました。ミュンヘン・フィルの名声を高めたのは、チェリビダッケの貢献が大きいというのです。チェリビダッケは、音楽を本当に微に入り細に入り追究し、いまの自分たちの演奏も、その姿勢に立脚したものだといいます。
 ゲルギエフの時代になってから、楽団自主レーベルでの録音も積極的にリリースし始めたことについては、まず、ブルックナーの録音がとても重要だということです。作曲家ゆかりのザンクト・フローリアン修道院で演奏・録音を行っているので、演奏会の後には大聖堂を閉められてしまうのだそうです。つまり録り直しができないのです。しかし、ゲルギエフは、ライブ録音が好きだといい、音楽の生きたエネルギーが感じられるので、リスクを冒してでも取り組む価値があるといいます。
 最後のあたりに書かれていたことには驚きました。演奏会の前のインタビューだったので、話を切り上げようとすると、まだまだ大丈夫、気にしないで質問をといって、話をつづけ、じゃあそろそろといったのは、なんと本番5分前だったそうです。たいしたものです。

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