『「巨匠芸術」の秘密』

 『レコード芸術』の特集『「巨匠芸術」の秘密』を読みました。
 これは、巨匠とはなにかから始まって、70人の超人たちという副題がついているように、巨匠と思われる演奏家について、いろいろな面から紹介したものです。
 まず、意外に思ったのは、巨匠というのは我が国固有のネーミングだそうです。ヨーロッパ・アメリカにも同じような意味の言葉がありそうな気がしますが、細かい説明はありませんでした。その巨匠という言葉は、きちんと定義するのは難しいということですが、それはなんとなくわかる気がします。そのあと、演奏家の名前を挙げて、だれだれは巨匠にふさわしい、だれだれは巨匠とは呼びにくいと続き、そのほとんどがなるほどと納得してしまいました。
 巨匠と思われる演奏家について紹介した部分は、書き方で長さに違いがあるのですが、たくさんの演奏家を取り上げたこともあり、一人一人に充てられた文章の長さが短いと思います。とくに、好きな演奏家であれば、もっと多くのことを取り上げてほしかったのになと思いました。ただ、取り上げる人数をもっと少なくするのは難しいでしょうし、ページをもっと増やすというのも難しいでしょうから、いたしかたないのかもしれません。

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