ジョージ・ロンドン

 『レコード芸術』のアニヴァーサリー演奏家のコーナーで、ジョージ・ロンドンの記事を読みました。
 ロンドンは、ことし生誕100年を迎えたアメリカのバス・バリトン歌手です。本名は、ジョージ・バーンスタインで、日本語だとレナード・バーンスタインと姓が同じ表記になってしまいます。だからというわけではないと思いますが、第二次世界大戦中はジョージ・バーンソンと名乗り、1946年、芸名をロンドンと変えるのです。
 ロンドンは、音楽に興味はなかったのですが、高校で喜歌劇を歌う機会があり、歌うのが好きで、よい声であることを自覚したといいます。そして、ロスアンゼルス市立大で本格的に声楽を学び、第二次世界大戦中は、西海岸の大小の歌劇公演で端役を中心に歌っていたそうです。1949年にパリに留学し、秋にウィーン国立歌劇場のオーディションに合格すると、「アイーダ」のアモナズロ役でデビューして大喝さいを浴びたということです。
 それ以降は、各地の歌劇場、録音で大活躍をします。しかし、発生障害が悪化してゆき、1968年には歌手活動から引退をし、後進の育成や歌劇場の運営をするようになり、1985年、64歳で亡くなります。
 ロンドンの声は、録音で聞くと、声に独特の癖があり、甘美さや威厳といったものとは異質なので、好き嫌いがわかれ、おそらく実演で聞くと、歌劇場全体に鳴り響く強大な声量で、客席を圧倒するパワーがあったのではないかということですが、それはマイクを通した場合は伝わりにくく、日本にファンが多くないのはしかたがないのかもしれないということです。

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