西脇義訓 インタビュー

 『レコード芸術』で、西脇義訓さんのインタビュー記事を読みました。
 西脇さんは、日本フォノグラムに入社し、1999年フリーとなり、2001年にエヌ・アンド・エフを創設し、多くの録音に関わってきた録音プロデューサーです。理想とするオーケストラ・サウンドを追及すべく、2013年デア・リング東京オーケストラを創設し、録音プロデューサーと指揮者を兼ねています。
 見出しに「理想のバイロイト・サウンドで歌い上げる最愛のブルックナー7番」とあるように、バイロイト・サウンドの話が中心でした。バイロイト・サウンドとは、もちろん、バイロイト祝祭劇場の音響のことで、ピットが覆われていることなどにより、ブレンドされた柔らかい響きになるといいます。
 西脇さんは、その理想の音を求めて、ステージ上の奏者が指揮者を囲むことなく、全員が客席に向くという配置を採用します。指揮者に頼らず、お互いを聞きあう耳でアンサンブルを作ってゆくことで、理想のサウンドが生まれるのだといいます。
 最新録音のブルックナーの交響曲第7番も、指揮者の前の第1列目にチェロが横一列に並び、その後ろにヴィオラ、その後ろには、右に第1ヴァイオリン、左に第2ヴァイオリンが並ぶのは、バイロイトと同じだそうです。弦楽器の後ろの管楽器は、パートごとではなく、ばらばらに混ぜて座っています。さらに、チェロ以外は立って演奏したそうです。
 まだまだいろいろなやり方があるものだと感心しました。

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