清塚さんは、今年1月から47都道府県をまわるツアーを始めたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大にともない休演状態となってしまいます。その間の空いた時間に清塚さんは、シンセサイザーや電子機材をいじって過ごしたそうです。クラシックのピアニストには、この手の楽器に触れない人ももいるそうですが、清塚さんは、その時代の感覚に敏感であるべきだと考えているそうです。
ベートーヴェンもリストも、常に時代の最先端のものを取り入れていたといいます。彼らがもし現代に生まれていたら、シンセサイザーを大喜びでいじり、打ち込み音楽にも夢中になっていたはず、という発言にはなるほどと思ってしまいました。
また、清塚さんは、クイーンやエアロスミスなどのロックが大好きだといいます。西洋音楽の文脈では、クラシックというルーツの先にロックがあり、二つは別物ではないといいます。ベートーヴェンの曲には、ほとんどロックと感じるものも少なくないといいます。このあたりはよくわかりませんが、さきほどの時代の最先端のものを取り入れていたということに通じるものがあるのかもしれません。
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