これは、ドリアーノ・スリスさんを紹介した記事です。
スリスさんは、日本に来て46年になるそうです。ローマで育ち、クラシックギターを学び、日本人女性と結婚して福岡に移住したということです、ある日ラジオから不思議な音色が流れてきて、それが琵琶だったそうです。28歳で筑前琵琶の職人を訪ねて弟子入りし、博多弁がわからず、見よう見まねで学んだということです。
手がけるのは修復や制作で、修復のたびに昔の技術の精巧さに感嘆するといいます。つくった人の思いを大切に、修復部分が目立たないようにあえて古い木材を使うそうです。
一昨年、脳出血で入院したことから、技術の継承に危機感を覚え、教えてもらった技術を日本人に伝えたいと、職人を育てる教室を思い立ち、クラウドファンディングで支援も集まり、2人の弟子もできたということです。教室は来年からで、演奏や歴史も学ぶことができる場をめざし、琵琶館と名づけたそうです。
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