竹澤さんは、1986年にインディアナポリス国際ヴァイオリンコンクールで優勝したヴァイオリニストです。
3歳の誕生日にプレゼントしてもらったヴァイオリンが、人生を方向づけたといいます。うれしくてたまらず、早く上手になりたいと始めたレッスンだったそうです。コンクールで優勝したのは、アメリカの名門ジュリアード音楽院に留学中、先生の勧めで出場したからです。
現在の愛器は、いっしょになってまだ1年ほどの名器ストラディヴァリウスだそうです。こういう音を出したいと伝えると、楽器からこんな音も出るよと教えられるといいます。日々練習を繰り返し、さまざまなホールで響かせるなかで、少しずつお互いを理解している感じだといいます。楽器とそんなやり取りがあるなんて、ちょっと不思議な気がします。
この記事へのコメント