田尻洋一 インタビュー

 『レコード芸術』で、田尻洋一さんのインタビュー記事を読みました。
 田尻さんの名前をわたしは知りませんでしたが、関西を中心に活動しているピアニストです。
 田尻さんは、ベートーヴェンの交響曲第7番、「コリオラン」序曲、「エグモント」序曲で、CDデビューをしたので、その話が中心でした。
 CDは出さないというのがポリシーで40年やってきたそうですが、コロナ禍により演奏会がなくなり、そんなときCDの話をもらい、タイミングが絶妙だったといいます。録音用に演奏したのではなく、何百とあるライブ録音のなかから選ぶことにしたそうです。
 交響曲第7番は、リストの編曲ではなく、自身の編曲版だということです。しかし、自分で演奏した楽譜を残していないのだそうです。おそらく同じようには二度と弾けませんといいますから、ちょっと驚きます。
 そういった編曲版は、お客さんを楽しませるという目的で始めたようです。ベートーヴェンのソナタはみんな聞いた、ショパン、シューマンもみんな聞いたという人に、こんどはベートーヴェンの交響曲というとみんな喜んでくれるのだといいます。序曲などの短い曲から始めたところ、受けたのだそうです。知っている旋律が出てくるのでほっとしたのだろといいます。そして、「運命」を演奏したら、けた違いに受けたというのです。しかし、田尻さんのすごいところは、ただ受けただけではなく、オーケストラよりすごいと言わせないといけないというつもりでやってくるということです。どんな編曲、演奏か聞いてみたいものです。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント