恩田陸 『祝祭と予感』

 恩田陸さんの『祝祭と予感』を読みました。  これは、『蜜蜂と遠雷』スピンオフ短編小説集で、六つの短編からなり、どれも音楽に関係がある話です。  そのなかでは、楽器選びに悩むヴィオラ奏者の奏の話「鈴蘭と階段」に、一番惹かれました。本当のところはどうなのか、わたしにはわかりませんが、演奏家と楽器のかかわりというのは、ああいうものなのかなと想像されました。

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