廣津留さんは、大分県出身のヴァイオリニストで、高校在学中にカーネギーホールでソロデビューし、ハーバード大学を卒業、ジュリアード音楽院を修士修了、ニューヨークで音楽コンサルティング会社を起業し、日本では数冊の著書のほか、講演演奏会シリーズやテレビのコメンテーターなど多方面で活躍中だそうです。
ハーバード大学は、学生は学業をやるのがあたりまえで、その上でなにができるのかという環境だといいます。ここなら学業とヴァイオリンの両立がいい形で進められそうだなと感じ、実際それができたことがすごくよかったそうです。
ジュリアード音楽院に行ったのは、環境を変えたいと思ったからだといいます。ニューヨークには、ジャズなどいろいろなジャンルの人がいるので、一度そういう街で暮らしてみたいと思ったのだそうです。ニューヨークでは、2019年、ギル・シャハムのベートーヴェンとブラームスのヴァイオリン協奏曲の録音に、ザ・ナイフというオーケストラのメンバーとして参加しているそうです。
そして今回、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、バッハのシャコンヌで、CDデビューを飾りました。これは、デア・リング東京管との弾き振りだそうです。そもそもは、ジョセフ・リンがベートーヴェンの協奏曲を演奏するはずだったのですが、コロナ禍のため来日できず、廣津留さんに話が来て、公演まで1か月だというので、すでに手の中に入っているメンデルスゾーンの協奏曲にしたのだそうです。
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