ブラームス ハンガリー舞曲

 ブラームスのハンガリー舞曲(全曲)を聞きました。CDは、スウィトナー盤です。
 この曲集は、ブラームスが、ピアノ連弾用に作曲したものです。しかし、ブラームスは、出版の際「編曲」としました。というのは、次のような経過によります。ブラームスは、ヴァイオリニストのレメーニの伴奏者として演奏旅行に出かけたとき、レメーニに教えてもらったことにより、ハンガリーのジプシー音楽に興味を持って採譜につとめ、ピアノ連弾用のハンガリー舞曲集として、1869年に10曲、1880年に11曲を出版します。この楽譜が大いに人気になったため、レメーニが著作権がらみで裁判を起こしますが、ブラームスが「編曲」としておいたため、ことなきをえます。
 のちには、ピアノ独奏用や管弦楽用に編曲され、管弦楽版のほうが有名かもしれません。ただ、管弦楽版の編曲をしたのは、ブラームスは第1番・第3番・第10番だけで、それ以外は、ドボルザークなど6人によって行われています。
 わたしは、レコード時代全曲を持っていたかどうか忘れてしまいました。ですから、全曲を聞いたのは初めてかもしれません。有名な第5番・第6番以外もなかなかいい曲が多いように思いました。21曲中7曲ある長調の曲も含めて、全体的にはちょっと物憂い感じがして、それがジプシー音楽の影響なのかよくわかりませんが、魅力的なところです。
 この曲集には、昔から名盤として知られたカラヤン盤があり、いまは廉価盤になっているのですが、8曲を収めた選集なので、全曲を収めたスウィトナー盤を選びました。この曲集を知るには十分な演奏だろうと思います。録音は、1989年でこれまた十分いいです。
 この曲集のほかの名盤には、アバド盤、ライナー盤、レーグナー盤、ドラティ盤、ピアノ連弾では、コンタルスキー兄弟盤、ラベック姉妹盤などがあります。

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