クライバーの「トリスタンとイゾルデ」

 『レコード芸術』の「レコード誕生物語」で、クライバーの「トリスタンとイゾルデ」に関する記事を読みました。  クライバーの録音は、そのすべてが名盤といっていいほどで、この「トリスタンとイゾルデ」も特別な存在というべきでしょう。  その録音は、とてもたいへんだったようです。まず、契約時にクライバーは、オーケストラ・セッションを10回、ソリストを含む全員のセッションを20回、前奏曲を除いて楽譜通…

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「別格の指揮者クライバー 不思議な人」

 きょうの朝日新聞夕刊の「人生の贈りもの わたしの半生」のコーナーは、ウィーン・フィルのコンサートマスター、ライナー・キュッヒルの6回目でした。  「別格の指揮者クライバー 不思議な人」という見出しで、クライバーの話が中心でした。エピソードとしては、初対面の言葉が「すしの盛り合わせ」だった多とか、「英雄の生涯」で共演したときにヴァイオリンのソロパートについて何時間も2人きりで話したとか、待ち合…

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クライバーのベートーヴェン・ライヴ

 「レコード芸術」のLP藝術のコーナーで、カルロス・クライバーのベートーヴェン・ライヴについての記事を読みました。  重量盤LPで発売された曲目は、ベートーヴェンの交響曲第4番・第6番「田園」・第7番で、バイエルン国立管との1982・83年のライヴです。すでにCDでも発売済みだそうですが、わたしは、第4番しか知りませんでした。第7番は、ウィーン・フィルとのスタジオ録音が有名ですが、クライバーの…

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クライバーのドキュメンタリーのDVDも作るべきだった

 カラヤンのドキュメンタリーのDVDも作ったことから、クライバーのドキュメンタリーのDVDも作るべきだったと後悔しています。  クライバーのドキュメンタリーは、2年前に放送されて見ました。そのときDVDは作らなかったのですが、先月再放送があったのです。カラヤンのドキュメンタリーのDVDを作ったあとだったら、まちがいいなく録画してDVDを作っていたと思います。  もう放送されることはないかもし…

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クライバーのSACD

 クライバーによるベート-ヴェン交響曲第4番のSACDが発売されたそうです。  「レコード芸術」にその記事が載っていました。  このベート-ヴェンの交響曲第4番は、バイエルン国立管とのライブ録音で、名盤として有名なものです。記事によると、「従来のCDとは別ものと言いたくなるほど」だそうです。というのは、「よりいっそうクリアになり、音場が格段に広くなった。まさに薄皮一枚剥いだ印象がある。」のだ…

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クライバーの「未完成」

 クライバーのシューベルト交響曲第8番「未完成」を聞きました。  「未完成」は、名盤として知られているワルター盤を持っていて、とくに不満もなかったのですが、クライバーの録音は、数が少なく貴重ですから、中古で掘り出し物を見つけたので買いました。  クライバーの演奏は、決定盤的存在で、総譜を徹底的に見直した新鮮な表現、といわれていたと思います。例によって、わたしにはそのことがよくわかりませんが、…

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クライバーと日本

 クライバーの伝記『カルロス・クライバー ある天才指揮者の伝記』下巻を読み終わりました。  最後は、クライバーの日本の友人佐々木忠次さんという方の『思うに、芸術と文化は水と空気のようなものだ。しかしカルロス・クライバーの音楽に接すると、だれもが生きる喜びを実感する、そう思われてならない』という言葉で結ばれています。  この本は、ドイツ生まれのアレクサンダー・ヴェルナーが書いたもので、日本人が…

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クライバーとカラヤン

 クライバーの伝記『カルロス・クライバー ある天才指揮者の伝記』下巻を読んでいて、カラヤンとの関係が何回か出てきました。  しばらく前に見たドキュメンタリー番組や上巻でも、クライバーはカラヤンを尊敬していたとありました。そして、カラヤンはどうなのかと思っていたら、この下巻で、クライバーの才能を早くから見抜いていたということが出ていました。  しかし、わたしが、昔何かで読んだことがあると思って…

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クライバーとリヒテル

 クライバーの伝記『カルロス・クライバー ある天才指揮者の伝記』の上巻を読み終わりました。  最後のあたりに、リヒテルとの共演の話がありました。2人は実演で共演するはずでしたが、リヒテルが病気のためにキャンセルしてしまいました。しかし、レコード録音で共演が実現しました。曲目は、実演のときにも予定されていたドヴォルザークのピアノ協奏曲です。  クライバーは、録音であってもリヒテルとの共演が実現…

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クライバーのベートーヴェン交響曲第5番・第7番

 クライバーの伝記の終りのほうに、クライバーがウィーンフィルと録音したベートーヴェンの交響曲第5番・第7番のことがありました。  クライバーは、ウィーンフィルを相手にしても、自分のやり方を通そうとして、メンバーの反感を買ったり、多少の軋轢はあったようです。しかし、第5番の「この時の録音は比較的支障なく終了した。」そうです。発売されたレコードは、当時からいままで、たいへん高く評価され、聞き古され…

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クライバーは子ども

 カルロス・クライバーの伝記を読んでいて、何回か出てきた証言に、クラーバーは子どものようだ、ということがあります。  もちろん大人になってからの話です。それは、若いころから、気に入らないことがあって、公演をキャンセルしてしまった駄々っ子のような面があったり、歌手やオーケストラのメンバーが自分の思った通りに演奏しないと、とても機嫌が悪くなったり、といったことに表れています。  ほかの指揮者にも…

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クライバーの伝記を読み始めました

  『カルロス・クライバー ある天才指揮者の伝記』上巻を読み始めました。  この本は、かなり厚いのですが、読み始めてすぐにその理由がわかりました。クライバーの実像を描き出すために、多くの人の証言、文献にあたって書かれており、あるできごとについて、その裏付けのために多くの証言・文献が紹介されるからです。それについての膨大な注もついています。この本を書くのはとてもたいへんだったことでしょう。しかし…

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クライバーの伝記

 クライバーの伝記『カルロス・クライバー ある天才指揮者の伝記』の上巻を図書館で借りてきました。  この伝記のことは以前から知っていましたが、高価で手が出ないということに加えて、上巻だけで500ページ近い本なのでなかなか読もうという気がおきなかったのですが、夏休みがあることもあり、図書館で借りて読んでみることにしました。  クライバーについては、しばらく前のドキュメンタリーも見ましたが、まだ…

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クライバー/ウィーンフィル演奏会

 少し前にDVDを作った、クライバーとウィーンフィル演奏会を見ました。  これは、1991年の演奏会で、モーツァルトの交響曲第36番「リンツ」とブラームスの交響曲第2番というプログラムです。  「リンツ」は、序奏のテンポがゆっくりだったのか、こんな曲だったかなという気がしました。ブラームスの交響曲第2番については、わたしは、この曲をそれほどたくさん聞いたことがなく、最後の部分くらいしか印象が…

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クライバーのニューイヤーコンサート

 クライバーのニューイヤーコンサートのDVDを見ました。  15曲も演奏したのですが、「都会と田舎」・「オーストリアの村つばめ」・「観光列車」・「千一夜物語」・「ペルシャ行進曲」・「天体の音楽」・「騎手」などわたしが知らない曲がたくさんありました。クライバーは、はじめ表情が硬かったようですが、だんだんにこやかになってきました。クライバーがラッパを吹く場面もあり、おもしろかったです。  「ラデ…

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クライバーの演奏会のDVDを作成 その2

 クライバーの演奏会のDVDを作りました。  これはNHK-BSプレミアムで2回目に放送されたウィーンフィルとのもので、一つがモーツァルトの「リンツ」とブラームスの交響曲第2番といった1991年の演奏会、もう一つが1992年のニューイヤーコンサートです。  ウィーンフィルとの演奏会ということで、バイエルン国立管弦楽団以上に楽しみですし、ニューイヤーコンサートが入っているというのもうれしいです…

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クライバーのドキュメンタリー その2

 録画してあった、カルロス・クライバーの二つ目のドキュメンタリー番組「目的地なきシュプール」を見ました。  多くの人の証言と当時の映像が交互に現れるというような構成は前回と同じです。証言者として登場したのは、前回とだいぶ違い、クライバーの姉、ホーネック、ドミンゴなどがいました。  オーケストラのメンバーが語るクライバー像は前回とだいたい同じだったと思います。他の指揮者とは明らかに違うというよ…

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クライバーの1986年日本公演

 DVDを作った、クライバーとバイエルン国立管弦楽団の1986年の日本公演の演奏会を見ました。  曲目は、ベートーヴェンの交響曲第4番と第7番、ヨハン・シュトラウスの「こうもり」序曲と「雷鳴と雷光」です。  クライバーの指揮ぶりをじっくり見ることができるのは、うれしい限りです。ドキュメンタリーを見た後だけに、どんな感じかなと思いましたが、クライバーは、終始笑顔というほどでもないかもしれません…

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クライバーの演奏会のDVDを作成

 先日録画した、クライバーとバイエルン国立管弦楽団の演奏会のDVDを作りました。  これは、1986年5月19日に昭和女子大学人見記念講堂で収録された日本公演と1996年10月21日にミュンヘンのヘラクレスザールで収録されたものの二つの演奏会のものです。日本公演では、ベートーヴェンの交響曲第4番と第7番が中心で、ヘラクレスザールの演奏会では、ブラームスの交響曲第4番が中心というように、CDでも…

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クライバーのドキュメンタリー

 録画してあった、カルロス・クライバーのドキュメンタリー番組「ロスト・トゥー・ザ・ワールド」を見ました。  番組は、多くの人の証言と当時の映像が交互に現れるというような構成になっていました。証言者として登場した人物には、ムーティ、サバリッシュ、コトルバス、オット-・シェンクなどもおり、そうそうたるメンバーだったと思います。古い映像には、カルロスの父エーリッヒの指揮姿もありました。  そこで語…

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カルロス・クライバーの番組を録画

 4月から編成が変わったNHKのBSプレミアムで、きのうからきょうにかけて放送されたカルロス・クライバーの番組を録画しました。  この放送は、ドキュメンタリー、1986年のバイエルン国立管弦楽団日本公演、1996年のバイエルン国立管弦楽団演奏会の三つの内容からなっています。まだ見ていないのですが、クライバーが得意にいていたベートーベンの交響曲第4番・第7番、ブラームスの交響曲第4番が演奏されて…

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クライバーのドキュメンタリー・演奏が楽しみ

 4月から改編になるNHKのBSプレミアムで、カルロス・クライバーのドキュメンタリーや演奏会が放送されるそうで、楽しみです。  3月になったので、4月の放送予定が出ているかと思って、NHKのプレミアムシアターのサイトを見てみたところ、4月2日・9日の2回にわたって、クライバーの番組が放送されるそうです。2日には、ドキュメンタリーと1986年のバイエルン国立管弦楽団の日本公演からベート-ヴェンの…

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