ラインベルト・デ・レーウ

 『レコード芸術』に、ラインベルト・デ・レーウについての記事が載っていました。  レーウは、今年2月に81歳で亡くなった、オランダの指揮者・ピアニスト・作曲家です。ピアニストとしては、モーツアルト、ベートーヴェン、ショパンなどには目もくれず、早くからサティを積極的に取り上げ、指揮者としては、ジョージ・アンタイル、フランク・マルタン、リゲティ、ゴレツキ、メシアンなどの作品を紹介し、録音も多く残し…

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ポイントでCDを1枚注文

 ポイントがたまったので、CDを1枚注文しました。  注文したのは、ケンプのよるシューベルトの「楽興の時」・「さすらい人」です。どちらもまだCDを持っていなかったのです。  最近は、CDを聞く時間があまりなく、少しCD離れといったところがあります。それは、現在の状況により、中古CDショップにも行くことができないというおかげもあるかもしれません。それも、もう少しのがまんだといいのですが。  …

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モーリス・ジャンドロン

 『レコード芸術』のアニヴァーサリー演奏家のコーナーで、モーリス・ジャンドロンの記事を読みました。  ジャンドロンは、ことし生誕100年にあたります。モーリス・ジャンドロンは、1920年、フランスのニースに生まれました。母と祖母との貧しい3人暮らしのなか、無声映画の伴奏でヴァイオリンを弾いていた母の教えで音楽に目覚め、4歳からヴァイオリンを始めたものの性にあわず、5歳で楽器をチェロに持ち替えま…

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「禁欲と情熱 名手2人のベートーヴェン」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「禁欲と情熱 名手2人のベートーヴェン」という見出しの記事が載っていました。  この名手2人とは、ピリスとアルゲリッチのことです。その2人の同じ曲の録音(ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番)が発売されtことに関する記事です。  禁欲というのがピリス盤で、ハイティンク/ロンドン響との2013年のライブ録音です。ピリスは、修道女的で、精神の集中と禁欲があるといいます。清…

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ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」

 ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」をひさしぶりに聞きました。CDは、クライバー盤です。  この曲は、一時期、聞きなれたせいか、もうそんなに聞かなくてもいいと思いましたが、最近、またときどき聞きたくなります。闇から光明へというテーマも、ごりっぱですというように思ったときもありますが、いまは、単純に音楽的にというより音的に、一気に解放されるところが気持ちいいと思うようになりました。それは、もち…

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「ラジオ深夜便 クラシックベスト158選」

 きょうの朝日新聞朝刊に、「ラジオ深夜便 クラシックベスト158選」という全面広告が載っていました。  NHKラジオの深夜番組「ラジオ深夜便」の、心地よい音楽を集めた大人のための音楽コーナー「ロマンチックコンサート」から、代表的なクラシック名曲を集大成したという12枚のCDセットです。  一度はどこかで聞いた、なつかしく心安らぐ名曲158曲を厳選し、アンカーと呼ばれるベテランアナウンサーたち…

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ズーラシアンブラス演奏会

 テレビで、ズーラシアンブラス演奏会を見ました。  これは、NHK・Eテレのクラシック倶楽部の再放送で、北海道浦河町公開収録された、ズーラシアンブラスの演奏会の模様です。わたしは、知らなくて、子どもが見ていたのに気がつき、途中から見ました。  ズーラシアンブラスは、クラシック音楽における絵本の役割、つまり、子どもたちのクラシック音楽の案内役になろうと、指揮者のオカピをはじめ全て希少動物という…

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「巨人ベートーヴェン 革命家降臨」

 『レコード芸術』の特集「巨人ベートーヴェン 革命家降臨」を読みました。  今年がベートーヴェンの生誕250年という記念の年であるので、何回か特集を予定しているようです。その第1弾は、その人と作品に焦点をあて、ベートーヴェンはいかにして前人未到の巨大な存在となったか、また音楽史の新しい扉を開くこととなったその作品はどのように生まれたのか、その秘密を探るというものです。  生涯と作品の変遷史、…

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千住真理子 インタビュー

 『レコード芸術』で、千住真理子さんのインタビュー記事を読みました。  千住さんは、今年2回に分けてベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集を発売するので、その話が中心でした。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタは、昔から弾きなれていたけれど、録音とくに全曲を取り上げるとなると、自分なりにどう覚悟して音に残すのかという部分にハードルがあったといいます。  その状況を打破するきっかけとなったの…

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小林沙羅 インタビュー

 『レコード芸術』で、小林沙羅さんのインタビュー記事を読みました。  小林さんは、2019年11月に、3年ぶりとなる「日本の詩(うた)」を発売したということで、それに関する話が主な内容でした。「うみはひろいな 大きいな」で有名な「うみ」が収録されていて、その作詞者の林柳波さんは、小林さんの曽祖父なのだそうです。  また、「故郷」については、現代でも愛唱されている曲だけにアプローチが難しいとい…

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ブルーノ・ワルター全ステレオ録音SACDハイブリッド・エディション第5弾

 『レコード芸術』に、ブルーノ・ワルター全ステレオ録音SACDハイブリッド・エディション第5弾の紹介記事がありました。  第5弾は、シューベルトとドヴォルザークの交響曲集です。わたしは、ドヴォルザークの方はCDを持っていないのですが、シューベルトの第5・8・9番のCDを持っているので、興味深く読みました。  視聴は、SACDではなくCD-Rということですが、それでも以前のCDとの違いがわかる…

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「追悼 ペーター・シュライアー」

 『レコード芸術』に、ペーター・シュライアーの追悼記事が載っていました。  記事は、6ページにわたるもので、生涯と得意分野やすぐれたところを紹介した文章と、評論家による思い出の5枚、歌曲・オペラ・指揮&宗教曲それぞれの名盤の紹介といったものです。  シュライアーは、1935年にドレスデン近郊で生まれ、ドレスデン聖十字架教会の合唱少年としてキャリアを踏み出します。ときは第二次世界大戦中で、空爆…

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『ロジェストヴェンスキー、「シャルク版」の奇跡』

 『レコード芸術』の連載「旬の音盤ためつすがめつ」で、『ロジェストヴェンスキー、「シャルク版」の奇跡』という見出しの記事を読みました。  これは、ロジェストヴェンスキー指揮読売日響によるブルックナーの交響曲第5番のライブ録音盤についての記事です。演奏会は、スクロヴァチェフスキが指揮する予定でしたが、亡くなってしまったので、ロジェストヴェンスキーが代役となりました。第5番は当初のプログラムだった…

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クシシュトフ・ペンデレツキ

 きょうの朝日新聞夕刊の惜別のコーナーに、クシシュトフ・ペンデレツキが取り上げられていました。  ペンデレツキは、3月に86歳で亡くなった、ポーランドの作曲家です。なぜポーランドの作曲家が取り上げられているのかと思いましたが、日本、特に広島と縁があるからのようです。  ペンデレツキに、「広島の犠牲者に捧げる哀歌」という作品があるそうです。当初は抽象的な曲でしたが、作曲後にヒロシマに思いを重ね…

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「ジャンルを超えた名手を触発」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「ジャンルを超えた名手を触発」という見出しの記事が載っていました。  これは、「名盤座」のコーナーで、今回は、バッハの平均律クラヴィーア曲集についてです。まず、曲の解説からです。平均律という仰々しい邦訳ゆえ、プロ仕様という印象をもたれがちだが、実際はあらゆる世代、レベルの人々を想定して書かれている曲集だということです。前奏曲とフーガで1曲で、長調と短調すべての調性で2…

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追悼 皆川達夫

 きょうの朝日新聞朝刊に、皆川達夫さんが亡くなったという記事が載っていました。  皆川さんは、92歳で、老衰だったということです。92歳は、けして早くはありませんが、先月までNHKラジオ「音楽の泉」に出演していたそうですから、もっと活躍してほしいものでした。  専門は、中世ルネサンス音楽だったそうです。長崎で隠れキリシタンによって歌い継がれていた「オラショ」研究に携わり、原典となったキリスト…

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グイード・カンテッリ

 『レコード芸術』のアニヴァーサリー演奏家のコーナーで、グイード・カンテッリの記事を読みました。  カンテッリは、今年生誕100年を迎えるイタリアの指揮者です。トスカニーニの後継者と言われながら、飛行機事故により、わずか36歳で亡くなってしまいました。そのキャリアでおもしろいのは、イタリアの指揮者でありながら、歌劇場のオペラ公演を指揮することなく、オーケストラ指揮者として活動したことです。 …

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「病院の屋上 祈りのバイオリン」

 きょうの朝日新聞朝刊に、「病院の屋上 祈りのバイオリン」という見出しの記事が載っていました。  この記事は、イタリアの新型コロナウイルス患者治療の最前線となっている病院の依頼で、日本人ヴァイオリニスト横山令奈さんが、医療従事者への感謝と、患者がたちが再び音楽や芸術を楽しめる日が来るよう祈りを込めて、病院の屋上から演奏したというものです。  横山さんは、高校卒業後の2006年にイタリア北部の…

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「ギターの響きに耳を澄ますと」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「ギターの響きに耳を澄ますと」という見出しの記事が載っていました。  これは、クラシック音楽の新譜紹介のコーナーの記事です。見出しのように、ギターの新譜を紹介しています。そのなかの日本人演奏家については、次のような内容です。  福田進一さんの「バロック・クロニクルズ」については、バロック音楽の鍵盤曲や声楽曲を編曲したもので、初めからギター用に書かれたかのような自然さ…

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「線路つないで夢の街」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「線路つないで夢の街」という見出しの記事が載っていました。  これは、鉄道模型のジオラマづくりに関係した記事です。音楽に関係がなさそうなのですが、ジオラマを作っているのは、秋山和慶さんなのです。  秋山さんは、子どものころから鉄道模型に熱中していたそうです。線路をつないで遊んでいても、ご飯の時間になると全部ばらして片付けなければいけないので、大人になったらだれにもじ…

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ワルターのSACD

 『レコード芸術』のリマスタ鑑定団のコーナーで、ワルターのSACDについての記事を読みました。  ワルターの録音に関しては、昨年から、ステレオ録音が、リマスタリングSACDとして順次発売され、話題になっています。この記事では、ベートーヴェンの「田園」とモーツァルトの交響曲第40番を、以前の何種類かのCDとSACDと聞き比べています。  このシリーズは、昨年から評判がいいですから、予想はつきま…

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「バッハが教えてくれた本物の強さ」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「バッハが教えてくれた本物の強さ」という見出しの記事が載っていました。  これは、バッハ・コレギウム・ジャパンが創立30周年を迎え、バッハの主な合唱曲を収めた79枚組のCDボックスを発売したことにも関係し、鈴木雅明さんにインタビューしたことによる記事です。  見出しに関係するところは、苦しみ、弱っているときに、慰めや勇気を与える強さというものの本質を、バッハの音楽は…

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Next Stage 佐渡裕

 きょうの朝日新聞夕刊のNext Stageは、佐渡裕さんが取り上げられていました。  「子どものオーケストラでしょ? と先入観を持たれるのは悔しいな」という見出しがあるように、芸術監督の佐渡さんが、第1期生から大切に育ててきたスーパーキッズオーケストラについてのことが主な内容です。  そういうことに取り組むきっかけとなったのは、師バーンスタインの言葉のようです。佐渡さんが、バーンスタインに…

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「リーダーズチョイス2019」

 『レコード芸術』の特集「リーダーズチョイス2019」を読みました。  これは、「読者が選んだ2019年ベスト・ディスク」という副題がついているように、読者の投票により、2019年ベスト・ディスク30を選ぶというものです。  第1位は、ネルソンスによるベートーヴェンの交響曲全集、第2位は、ロトによるベルリオーズの「幻想交響曲」他、第3位は、ブニアティシヴィリによるシューベルトのピアノソナタ第…

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ルノー・カピュソン インタビュー

 『レコード芸術』で、ルノー・カピュソンのインタビュー記事を読みました。  カピュソンの最新録音は、「シネマに捧ぐ」という映画関係のもので、曲は自分で選んだということです。映画音楽の世界は、奥が深く、最初の段階では、CD3枚分くらいの候補があったといいます。そして、続編を出すという話にもなっているそうです。  「シネマに捧ぐ」については、クラシック音楽のファンではない人たちでさえ、これはすご…

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三浦文彰 インタビュー

 『レコード芸術』で、三浦文彰さんのインタビュー記事を読みました。  三浦さんの最新録音は、ロトエフ指揮チャイコフスキー響とのショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番ということもあり、その話が中心でした。三浦さんは、この曲が小さいころから好きだったので、録音することができたことがうれしかったそうです。  小学生のころ、オイストラフがこの曲のカデンツァを弾いているのをDVDで見て、強烈な印…

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菅野祐悟 インタビュー

 『レコード芸術』で、菅野祐悟さんのインタビュー記事を読みました。  菅野祐悟さんは、ドラマや映画といった劇伴の世界で、日本で現在、最も活躍している作曲家の一人だそうです。大河ドラマ「軍師官兵衛」の音楽は、たびたびクラシックのコンサートでも取り上げられるといいます。最近では、映画「マチネの終わりに」が印象に残っているのではないかということです。菅野さんの音楽は、美しく息の長い旋律とダイナミック…

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「音楽 生まれる瞬間の至福」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「音楽 生まれる瞬間の至福」という見出しの記事が載っていました。  これは、ロトについての記事です。見出しに関係するのは、どんな名作も、さっき書かれたばかりの曲と思って演奏しています、という言葉を語っているところでしょうか。このことは、口で言うのは簡単ですが、実行するのはなかなかたいへんなことだと思います。しかし、ロトは、それを成し遂げているので、支持もされるのでしょ…

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ヤンソンスの追悼記事

 『レコード芸術』で、ヤンソンスの追悼記事を読みました。  これは、ヤンソンスの追悼記事とともに、簡単なコメントとともに彼の名盤も紹介したものです。ヤンソンスは、指揮者としてのずば抜けた統率力と驚異的に安定高水準な音楽づくりをもって、オーケストラ芸術の現在を究めた巨匠のひとりで、録音芸術史に残る足跡という意味でも大きな存在だったということです。それは、師カラヤンに通じるものがあるのかもしれませ…

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クレンペラーの録音のSACD化企画

 『レコード芸術』で、クレンペラーの録音のSACD化企画についての記事を読みました。  これは、ワーナー・クラシックスとタワーレコードのコラボレーションによる企画で、今回は、ブルックナーの交響曲集とワーグナーの管弦楽曲集についてです。  ブルックナーの交響曲は、第4番から第9番で、マーラーの録音に比べると、いままでそれほど評価されてこなかったようです。しかし、さすがクレンペラーだけのことはあ…

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