「ブーレーズ 忘れえぬ『事件』がCD化」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「ブーレーズ 忘れえぬ『事件』がCD化」という見出しの記事が載っていました。  これは、ブーレーズが指揮をしたワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」が発売されたことに関する記事です。  その録音は、1967年、大阪国際フェスティバルでのバイロイト音楽祭の引っ越し公演のものだといいます。演出はヴィーラント・ワーグナー、歌手はヴィントガッセン、ニルソン、ホッターだったとい…

続きを読む

「『大物演奏家』次々 入国基準あいまい」

 きょうの朝日新聞朝刊に、「『大物演奏家』次々 入国基準あいまい」という見出しの記事が載っていました。  これは、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう緊急事態宣言の解除後、日本のクラシック音楽界に外国人演奏家たちがじわじわと戻りつつあることに関する記事です。  今月にムーティ、5月にアルゲリッチ、6月にバレンボイムが来日するということです。その際、厳しい防疫措置を前提に隔離期間を短縮し、入…

続きを読む

「リーダーズ・チョイス2020」

 『レコード芸術』の特集1「リーダーズ・チョイス2020」を読みました。  この特集は、毎年恒例の企画で、副題に「読者が選んだ2020年ベスト・ディスク」とある通りの内容です。  まず、ベスト・ディスクの第1位はクルレンツィスの「運命」、第2位はロトの「運命」、第3位はティーレマンのブルックナーの交響曲第8番です。やはり、クルレンツィスやロトは、たいへんな人気のようです。  毎年驚くことは…

続きを読む

神尾真由子 インタビュー

 『レコード芸術』で、神尾真由子さんのインタビュー記事を読みました。  話の中心は、最新録音のバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ全曲についてでした。  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ全曲は、2020年にリサイタルとライブ録音が予定されていたのですが、コロナ禍のためリサイタルが中止になってしまいます。しかし、リサイタルとライブ録音が予定されていた6月にセッション録音をしたの…

続きを読む

『カラヤンとショルティの「仮面舞踏会」』

 『レコード芸術』の「レコード誕生物語」に『カラヤンとショルティの「仮面舞踏会」』が取り上げられていました。  ヴェルディの「仮面舞踏会」は、ボストンを舞台とした植民地の総督が主人公の物語ですが、そのもとになったのは、オベールの歌劇「ギュスターヴ3世もしくは仮面舞踏会」で、実在のスウェーデン国王グスタフ3世が仮面舞踏会の最中に銃撃されて2週間後に没したという事件を扱い、脚色(理由を既婚の国王と…

続きを読む

岡城千歳 インタビュー

 『レコード芸術』で、岡城千歳さんのインタビュー記事を読みました。  岡城さんは、ピアニストとしてだけでなく、プロデューサー、ピアノ編曲家としても活躍し、「坂本龍一ピアノ・ワークス」シリーズで、坂本さんの作品を取り上げているということです。  その演奏は、坂本さん自身の演奏よりも何倍も繊細さをまとうことで、フランスとのつながりをよりはっきりと感じさせてくれる音楽に姿を変えているといいます。そ…

続きを読む

三舩優子 インタビュー

 『レコード芸術』で、三舩優子さんのインタビュー記事を読みました。  8年ぶりのソロ・アルバムとなるリストの巡礼の年第1年「スイス」が、リリースされたこともあり、そのことが話題の中心でした。  リストは子どものころから弾いていて、そのころは速く指が動かせることが楽しかったといいます。さらに、いろいろな作品に触れるうちにさまざまな面が見えてきて、どんどん好きになっていったそうです。学生時代によ…

続きを読む

「ベームのモーツァルト」

 先日BSプレミアムで放送された「いまよみがえる伝説の名演奏・名舞台」のうちの「ベームのモーツァルト」のBDを作り、見ました。  これは、以前からいくつかのかたちで放送されたようですが、わたしは、今回初めて気がつきました。ドイツのプロダクションに冷凍保管されていた35mmフィルムを8Kの超高精細映像と22.2ch立体音響にリマスターしたものが基本で、今後普及するであろう8K放送用なのでしょう。…

続きを読む

ジュゼッペ・ディ・ステファノ

 『レコード芸術』のアニヴァーサリー演奏家の コーナーで、ジュゼッペ・ディ・ステファノの記事を読みました。  今年は、ディ・ステファノの生誕100年にあたります。  冒頭に、ディ・ステファノといえば、EMIのイタリア・オペラ全曲盤で、マリア・カラスとコンビを組んでいた歌手、という印象が強いのではないだろうか、と書かれています。わたしも、あとからの印象ですが、そんな感じがします。  2人は、…

続きを読む

「あなたとクラシックに素敵な出会いを」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「あなたとクラシックに素敵な出会いを」という見出しの記事が載っていました。  これは、NHK Eテレの新番組「クラシックTV」を紹介した記事です。  この番組は、清塚信也さんと鈴木愛理さんが司会を務め、ゲストとともにクラシックだけでなく、ロック、ポップスなどさまざまな音楽の魅力を掘り下げていくというものだそうです。クラシック音楽は、ハードルが高い印象があります。番組…

続きを読む

「舞台上のオケ 響き細部まで」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「舞台上のオケ 響き細部まで」という見出しの記事が載っていました。  これは、びわ湖ホールで上演された、ワーグナーの「ローエングリン」の演奏評です。  コロナ禍のためセミステージ形式の上演だったといいます。大きなセットは、物語の舞台となる聖堂を連想させる6本の柱だけで、背後のスクリーンにさまざまなものが映し出されたようです。  沼尻竜典さん指揮の京都市交響楽団は、…

続きを読む

「はまる ブルックナー」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「はまる ブルックナー」という見出しの記事が載っていました。  これは、半面に及ぶけっこう大きな記事です。なぜ、いまブルックナーが取り上げられたのかは、書かれていないので、よくわかりません。クラシック音楽の作曲家が定期的に取り上げられているというわけでもないのです。  わたしの知らないこともたくさん書かれていたので、興味深く読みました。まず、ブラームスは、彼の曲を交…

続きを読む

「没後21年のグルダ 圧倒的な未発表録音」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「没後21年のグルダ 圧倒的な未発表録音」という見出しの記事が載っていました。  見出しの通り、没後21年もたっているのに、グルダ の未発表録音が3種も発売され、いずれもとてもすぐれたものだということです。  「スタジオ・レコーディング1953&1968」、「2つのソロ・リサイタル1959」、「コンダクツ・アンド・プレイイズ・グルダージャズ」の3種で、ショパン、バッ…

続きを読む

Next Stage トーマス・ヨハネス・マイヤー

 きょうの朝日新聞夕刊のNext Stageは、トーマス・ヨハネス・マイヤーが取り上げられていました。  マイヤーは、8月に東京文化会館でワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の公演を予定しているということです。  その「ニュルンベルクのマイスタージンガー」に関しては、ワーグナーの作品のなかでも特別な存在だといいます。唯一の喜劇であり、ドラマチックな人間ドラマだというのです。コメ…

続きを読む

「大きなチューバ、深淵から甘美な音色を」

 きょうの朝日新聞別冊beに、「大きなチューバ、深淵から甘美な音色を」という見出しの文章が載っていました。  これは、ローム クラシック サイエンスというもので、クラシック音楽の楽器について不定期に紹介しているものです。  今回は、チューバです。チューバという名称は、ローマ時代から使われ、ラテン語の管に由来し、トランペットのようなまっすぐな管の楽器を示したようだということです。産業革命のころ…

続きを読む

「固定観念を変えるのは教育」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「固定観念を変えるのは教育」という見出しの記事が載っていました。  この記事は、ジェンダーについて、指揮者の沖澤のどかさんが、語った内容をまとめたものです。  故郷の青森で受験勉強を始めたころには、女性の指揮者なんているのと驚かれることが多かったといいます。あのオーケストラは女性は使わないよと耳打ちされたこともあるそうです。コンクールで優勝したときには、女性が勝つっ…

続きを読む

「ガンバの低音でバロックに浸る」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「ガンバの低音でバロックに浸る」という見出しの記事が載っていました。  この記事は、バロック音楽の通奏低音に欠かせない低音楽器ヴィオラ・ダ・ガンバが活躍するアルバムについてのものです。  上村かおりさんの「優 Yuu」は、テレマンなど7人の作品で、ガンバの魅力を余すところなく展開するということです。ずしりと響く弓さばきは迫力満点だそうです。ガンバは初体験という方々に…

続きを読む

「オペラの進化 コロナを逆手に」

 きょうの朝日新聞朝刊に、「オペラの進化 コロナを逆手に」という見出しの記事が載っていました。  これは、アメリカのメトロポリタン歌劇場のピーター・ゲルブ総裁へのインタビュー記事です。  まず、ピーター・ゲルブ総裁のことは知りませんでしたが、ホロヴィッツのマネージャーを長年務め、音楽プロデューサーとしてカラヤンや小澤征爾さんら数々の演奏家と深い関係を結んだ人だそうです。  2006年、総裁…

続きを読む

「第58回レコード・アカデミー賞」

 『レコード芸術』の特集「第58回レコード・アカデミー賞」を読みました。  これは、毎年恒例の企画で、昨年1月号から12月号掲載分から16の部門賞決定し、そのなかから大賞、銀賞、銅賞を決定するというものです。  今回驚いたのは、パブロ・エラス=カサドの活躍ぶりです。ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱」が大賞に輝いただけでなく、ファリャの「三角帽子」・「恋は魔術師」が銅賞に、ベートーヴェンのピ…

続きを読む

ケント・ナガノ インタビュー

 『レコード芸術』で、ケント・ナガノのインタビュー記事を読みました。  インタビュー記事になっていますが、実際は、コロナ禍のため来日公演がキャンセルされ、メールによる一問一答で行われたということです。  新譜についての話が中心で、まずはペンデレツキの「ルカ受難曲」からです。録音は2018年で、カナダ初演を行った直後のザルツブルクでの公演のライブ録音だということです。これはザルツブルクで50年…

続きを読む

「『惑星』を生涯に5回録音した男」

 『レコード芸術』の「レコード誕生物語」に、「『惑星』を生涯に5回録音した男」として、ボールトのことが取り上げられていました。  ホルストの「惑星」は、第一次世界大戦中に作曲され、1918年非公式初演されます。そのときホルストが指揮者に指名したのが、29歳のボールトでした。聴衆は、ホルストの友人・知人、教え子、音楽関係者、批評家ら約200名で、聴衆の反響と新聞批評は好意的だったといいます。 …

続きを読む

河村尚子 インタビュー

 『レコード芸術』で、河村尚子さんのインタビュー記事を読みました。  最新録音は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第26・27・29番なので、その話が中心でした。  これは、2年にわたり取り組んできたリサイタルシリーズ「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・プロジェクトの完結編ともいえる録音です。2年間の取り組みにより、ベートーヴェンがとても身近に感じられるようになり、全4回、14曲のソナタとじっく…

続きを読む

加藤訓子 インタビュー

 『レコード芸術』で、加藤訓子さんのインタビュー記事を読みました。  加藤さんの最新録音は、「三善晃へのトリビュート ー マリンバ作品集」なので、その話が中心でした。  三善晃=難解な現代音楽というイメージが強いかもしれませんが、歌曲や合唱曲、ピアノ曲には美しくて素敵な音楽がたくさんあるといいます。それに比べると、マリンバ作品の魅力が浸透していないのがとても残念だそうです。  1曲目の組曲…

続きを読む

ウィルソンのローマ三部作

 『レコード芸術』の「旬の音盤ためつすがめつ」で、ジョン・ウィルソン指揮によるレスピーギのローマ三部作が取り上げられていました。  ウィルソンは、イギリス生まれの指揮者、作曲家、編曲家、これまで主にライトミュージックや映画音楽の世界で活躍してきたそうです。オーケストラは、シンフォニア・オブ・ロンドンで、以前同じ名前の録音専用オーケストラがあり、2018年にその名を冠したオーケストラをやはり録音…

続きを読む

アルテュール・グリュミオー

 『レコード芸術』のアニヴァーサリー演奏家の コーナーで、アルテュール・グリュミオーの記事を読みました。  今年は、グリュミオーの生誕100年にあたります。  グリュミオーは、ベルギーに生まれ、幼い時期に彼の音楽的才能に気がついた祖父からヴァイオリンの手ほどきを受け、6歳のときにシャルルロワ音楽院に入学します。1933年にブリュッセル音楽院に入り、イザイの後継者であるデュボアに師事します。音…

続きを読む

「洗練とおおらかさ 対照的」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「洗練とおおらかさ 対照的」という見出しの記事が載っていました。  この記事は、ブルックナーの交響曲第3番の二つの演奏会評です。  洗練にあたるのが、坂入健司郎指揮愛知室内オーケストラの演奏です。楽譜は第3稿で、初稿に比べると水分洗練され、見通しがよくなっているということです。小編成でそれぞれの声部を明確に描き切り、最終楽章ではバランスよく組み立てられた響きがきっち…

続きを読む

「新時代の名曲名盤500③」

 『レコード芸術』の特集「新時代の名曲名盤500③」を読みました。  これは、『レコード芸術』恒例の企画です。ただ、今回は単なる3回目ではなく、2020年が記念年であったベートーヴェンの曲だけを取り上げています。  今回のベートーヴェンの曲では、いままでと傾向がずいぶん変わりました。交響曲では、「運命」の決定盤といってよかったクライバー盤が圏外となり、第7番でもクライバー盤は1点しか入ってい…

続きを読む

バレンボイム インタビュー

 きょうの朝日新聞朝刊に、バレンボイムのリモートインタビュー記事が載っていました。  バレンボイムは、コロナ禍の日々を、とても忙しく充実していると言っています。ベートーヴェンのピアノソナタ全集を録音し、昨年末にリリースしたということです。この全集は、なんと5度目の録音だといいますから、驚きます。  リモート現代音楽祭をベルリンで創設したといいます。旬の作曲家10人に新作を委嘱し、室内楽ホール…

続きを読む

山田和樹 インタビュー

 『レコード芸術』で、山田和樹さんのインタビュー記事を読みました。  最新録音がマーラーの交響曲第1番「巨人」なので、その話が中心でした。  山田さんは、日本フィルとマーラー・ツィクルスを終えたのですが、これは読売日本交響楽団とのライブ録音です。演奏会では、最初に「花の章」が演奏され、そのあと現行版の第1番が演奏され、CDでもそのように収録されているようです。  山田さんは、日本フィルとの…

続きを読む

ロジェストヴェンスキー×シャルク版の一夜

 『レコード芸術』の「レコード誕生物語」に、2017年5月、東京芸術劇場、ロジェストヴェンスキー×シャルク版の一夜という記事が載っていました。  これは、2017年5月19日、東京芸術劇場におけるロジェストヴェンスキー指揮による読売日本交響楽団の演奏会のブルックナーの交響曲第5番のライブ録音に関する記事です。  ロジェストヴェンスキーは、2月に亡くなったスクロヴァチェフスキの代役でした。演奏…

続きを読む