アイザック・スターン

 『レコード芸術』のアニヴァーサリー演奏家のコーナーで、アイザック・スターンの記事を読みました。  スターンは、ことし生誕100年を迎えたウクライナ生まれのヴァイオリニストです。しかし、1歳前後のとき、一家でアメリカのサンフランシスコに移住するので、アメリカのヴァイオリニストといった方がいいのかもしれません。  1935年に独奏会でデビューを果たし、翌年、モントゥー指揮サンフランシスコ響と共…

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「距離が生み出した新たな音響」

 きょうの朝日新聞朝刊に、「距離が生み出した新たな音響」という見出しの記事が載っていました。  この記事は、今月2日の東京オペラシティコンサートホールにおける、バッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハの「マタイ受難曲」の演奏会評です。  これは、コロナ禍におけるバッハ・コレギウム・ジャパンの初の演奏会だったそうです。防疫上の制限のため、歌手・奏者は、それぞれずいぶんと離れています。それは、載…

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アキュフェーズ E-800

 『レコード芸術』のオーディオコーナーで、アキュフェーズのE-800の紹介記事を読みました。  E-800は、98万円というプリ・メインアンプです。写真を見て驚くのが、その大きさです。横が465mmというのは、ごく普通のコンポサイズよりわずかに大きいという程度ですが、高さが239mmもあるのが、たいへんな存在感です。実物を見たらもっと大きく感じるのではないでしょうか。さらに、奥行き502mm、…

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「ハイティンクとベルリン・フィル最後の共演をダイレクト・カッティング」

 『レコード芸術』で、「ハイティンクとベルリン・フィル最後の共演をダイレクト・カッティング」という見出しの記事を読みました。  これは、題名で内容が十分にわかると思います。ハイティンクは、2019年6月に引退を表明するのですが、その前の5月にベルリン・フィルとの演奏会がおこなわれました。そのときの後半のブルックナーの交響曲第7番が、ダイレクト・カッティングで収録され、LP2枚組として世界で18…

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「私のベートーヴェン 百人百様の音盤体験」

 『レコード芸術』の特集「私のベートーヴェン 百人百様の音盤体験」を読みました。  これは、生誕250年のベートーヴェン特集の第2弾で、評論家と読者の忘れがたい名盤をあげてもらうというものです。評論家のうち6名は3枚、他の方は1枚あげ、その選定理由を述べてもらうという形になっています。  あげられている名盤は多く、わたしが持っているワルターによる「田園」、クライバーによる「運命」、交響曲第…

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ヴァレリー・ゲルギエフ インタビュー

 『レコード芸術』で、ヴァレリー・ゲルギエフのインタビュー記事を読みました。  まず、来日公演で共演した藤田真央さんの話からでした。藤田さんは、2019年のチャイコフスキー国際コンクールで、第2位を獲得しました。ゲルギエフは、そのコンクールで総裁を務めているのです。そのゲルギエフが、藤田さんについて、コンクールがかつて発見したトリフォノフにも匹敵する新しい才能、と言っているのです。そして、レコ…

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「小澤征爾/サイトウ・キネン・オーケストラ ベルリン・イエス・キリスト教会での初録音」

 『レコード芸術』の「レコード誕生物語」のコーナーで、「小澤征爾/サイトウ・キネン・オーケストラ ベルリン・イエス・キリスト教会での初録音」を読みました。  きっかけは、フィリップスのプロデューサーのエリック・スミスが、このコンビの演奏会を聞いたことにあります。スミスは、ハンス・シュミット=イッセルシュテットの息子だそうです。録音契約がすみ、1989年秋のオーケストラの第2回ヨーロッパ・ツアー…

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イリーナ・メジューエワ インタビュー

 『レコード芸術』で、イリーナ・メジューエワのインタビュー記事を読みました。  メジューエワは、昨年からベートーヴェンの副題をもつピアノ・ソナタの録音をしているということで、前回が「熱情」と「ワルトシュタイン」で、今回が「悲愴」・「月光」・「テンペスト」・「告別」だということです。  その録音には、1925年製造のニューヨーク・スタインウェイCD135を使っているそうです。そのCD135は、…

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尾池亜美・坂東祐大 インタビュー

 『レコード芸術』で、尾池亜美さんと坂東祐大さんのインタビュー記事を読みました。  尾池さんは、いくつものコンクールで優勝・入賞しているヴァイオリニストで、坂東さんは、いくつもの音楽賞を受賞している作曲家です。  その2人を中心に結成されたEnsemble FOVEが、昨年初めてのCDを発表したので、そのことが話の中心でした。CDは、ジプシー音楽集といえるもので、冒頭の「ツィゴイネルワイゼン…

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西脇義訓 インタビュー

 『レコード芸術』で、西脇義訓さんのインタビュー記事を読みました。  西脇さんは、日本フォノグラムに入社し、1999年フリーとなり、2001年にエヌ・アンド・エフを創設し、多くの録音に関わってきた録音プロデューサーです。理想とするオーケストラ・サウンドを追及すべく、2013年デア・リング東京オーケストラを創設し、録音プロデューサーと指揮者を兼ねています。  見出しに「理想のバイロイト・サウン…

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サンソン・フランソワ

 『レコード芸術』のアニヴァーサリー演奏家のコーナーで、サンソン・フランソワの記事を読みました。  フランソワは、ことし没後50年を迎えたフランスのピアニストです。フランスのと書きましたが、生まれはドイツだったそうです。両親はフランス人で、父は、気の向くままにさまざまな仕事をしながら、家族とともにヨーロッパ各地を渡り歩いていたようです。  フランソワは、3歳の年にベオグラードでピアノを習い始…

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「好きなこと 夢につないで」

 きょうの朝日新聞朝刊の「10代の君へ」のコーナーは、「好きなこと 夢につないで」という見出しで、辻井伸行さんでした。  ピアニストになると決めたのは、10歳のときだったそうです。なんのとは書かれていませんでしたが、コンクールで優勝したときだったということです。ヴァイオリンも4歳から習っていたそうですが、ピアノの方が表現の幅も広く、いろいろな音が出せるところがいいと思ったということです。  …

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ウエストミンスター・レガシーUHQCD

 『レコード芸術』のリマスタ鑑定団のコーナーに、ウエストミンスター・レガシーUHQCDが取り上げられていました。  ウエストミンスター・レガシーUHQCDは、名前の通り、往年の名レーベル、ウエストミンスターをUHQCDで再発売するというものです。  取り上げられていたのは、ウラッハによる、モーツァルトのクラリネット協奏曲、ブラームス&モーツァルトのクラリネット五重奏曲です。録音は、協奏曲が1…

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「聖歌と日本の出会い 探求」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「聖歌と日本の出会い 探求」という見出しの記事が載っていました。  これは、惜別のコーナーの皆川達夫さんの追悼記事です。  皆川さんは、異なる文化が出会い、新しい文化を生み出す、そのダイナミズムに子どものような好奇心を向けたといいます。真実を知りたいという執念は、もはや学者というより、探偵のそれに近かったということです。  隠れキリシタンが進行の礎とした「オラショ…

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「ベニスに死す」

 しばらく前に録画してあった映画「ベニスに死す」を見ました。  マーラーがモデルであるとか、マーラーの交響曲第5番第4楽章の音楽が使われているとか、この映画については、少し知っていましたが、いままで見たことがありませんでした。  見終わって、単純な感想は、よくわからなかったということです。せりふが少なく、マーラーにあたるアッシェンバッハの心理が、おおざっぱには見当がつきますが、細かいところま…

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バッハ インヴェンションとシンフォニア

 バッハのインヴェンションとシンフォニアを聞きました。CDは、グールド盤です。  このCDは、去年、中古で買ったものですが、いままで聞くのを忘れていました。中古といっても、新品同様でした。  グールド盤は、昔からこの曲の決定盤的存在で、斬新な創意にあふれ、この曲集の音楽的な生命力を余すところなく発揮した名演と言われていました。  わたしには、そのことはわかりませんでしたが、曲がそういうふう…

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シューベルト 幻想曲「さすらい人」

 シューベルトの幻想曲「さすらい人」を聞きました。CDは、ケンプ盤です。  この曲も初めて聞きました。CDの解説にはおもしろいエピソードが載っていました。シューベルトのピアノ曲は、おおむね家庭的、日常生活的なものが多く、ヴィルトゥオーゾ風の技巧は盛り込まれていないのですが、この曲には、めずらしく難しい技巧が用いられているそうです。シューベルト自身がこの曲を弾いたときには、あまりに難しくて、すら…

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シューベルト 「楽興の時」

 シューベルトの「楽興の時」を聞きました。CDは、ケンプ盤です。  「楽興の時」全曲を初めて聞きました。第3曲は、ピアノの小品集に入っていたので、聞いたことがありますが、CDを持っていなかったので、他の曲は初めてです。聞いてみると、シューベルトらしい曲だと思いました。  ケンプ盤は、往年の名盤で、しみじみといつくしむようなやさしさにあふれている、と言われていました。録音は、1967年ですが、…

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「新時代の名曲名盤500 ①」

 『レコード芸術』の特集「新時代の名曲名盤500 ①」を読みました。  この特集は、『レコード芸術』恒例の企画で、ついこないだもやったような気がしましたが、前回は、2014年5月号から2016年4月号まで7回にわたって掲載され、2017年5月に刊行されたということです。今回は、回数は書かれていませんが、3年で完結の予定だそうです。  今回は、バッハからショパンまでです。ただし、ベートーヴェン…

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鈴木雅明 インタビュー

 『レコード芸術』で、鈴木雅明さんのインタビュー記事を読みました。  ことしは、バッハ・コレギウム・ジャパンの創立30周年にあたるそうです。それを記念して、バッハの合唱曲大全集、「マタイ受難曲」、ベートーヴェンの「合唱」などが発売されたそうです。  「マタイ受難曲」は、再録音です。その大きな特徴は、通奏低音にガルニエ社が製作した持ち運び可能なパイプ・オルガンが使われていることです。通常は、小…

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ブリテン「戦争レクイエム」自作自演

 『レコード芸術』の「レコード誕生物語」に、ブリテンの「戦争レクイエム」自作自演盤についての記事がありました。  この演奏は、ブリテンがロンドン響を指揮した1963年の録音で、同年のレコード・アカデミー賞第1回の大賞にも輝いた名盤です。  ブリテンは、この作品で、第二次世界大戦で戦ったもの同士の和解と、おそらく冷戦の緩和も意図していたといわれます。1962年の初演は成功し、デッカが録音企画を…

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「ベートーベン 心解き放つ弦楽四重奏」

 きょうの朝日新聞朝刊に、「ベートーベン 心解き放つ弦楽四重奏」という見出しの記事が載っていました。  ベートーヴェン生誕250年の今年ですが、コロナウイルスのおかげで、演奏会はのきなみ中止になっています。しかし、ディスクは、豊富とのことです。  弦楽四重奏では、全集を完成させた、エベーヌ四重奏は、強靭な合奏で熱量が高く、ミロ・クァルテットは、緻密だが風通しよく、対話の喜びがあふれるというこ…

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大萩康司 インタビュー

 『レコード芸術』で、大萩康司さんのインタビュー記事を読みました。  大萩さんは、1998年ハバナ国際ギター・コンクール第2位および審査員特別賞を受賞し、2000年のCDデビューから20年を迎えたギタリストです。  昨年、自身のレーベル「MARCO CREATORS」を立ち上げ、第1弾としてマリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコの「プラテーロとわたし」を発売しました。この録音は、波多野睦美さん…

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有田正広 インタビュー

 『レコード芸術』で、有田正広さんのインタビュー記事を読みました。  有田さんは、昨年、テレマンの「無伴奏フルートのための12のファンタジー」を発売したので、その話が中心でした。  このアルバムは、モダン・フルートとフラウト・トラヴェルソの両方で全曲を吹いているというのが大きな特徴です。トラヴェルソでは、30年前に録音しているので、再録音ということになります。その旧録音をあるイベントで聞く機…

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ワルターSACDハイブリッド・エディション特別編

 『レコード芸術』に、ワルターSACDハイブリッド・エディション特別編の紹介記事がありました。  この特別編は、コロンビア響などとのステレオ録音ではなく、ウィーン・フィルとの戦後のライブ録音を集めたものです。1975年にレコード4枚分の音源として発売されたもののリマスターです。  1975年当時、この音源の発売にまでには、215通の手紙、78回の国際電話、113本の電報と5年の歳月がかけられ…

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ヴァーツラフ・ノイマン

 『レコード芸術』のアニヴァーサリー演奏家のコーナーで、ヴァーツラフ・ノイマンの記事を読みました。  ノイマンは、ことし生誕100年を迎えたチェコの指揮者です。亡くなったのは、1995年で、もうそんなにったってしまったんだと思いました。  ノイマンは、1945年にチェコ・フィルのヴィオラ奏者となり、音楽院の仲間たちとスメタナ弦楽四重奏団を結成し、室内楽の分野でも活躍することになります。同じ年…

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『「新たな前例」へ 心あわせて』

 きょうの朝日新聞夕刊に、『「新たな前例」へ 心あわせて』という見出しの記事が載っていました。  これは、14日に開幕する調布国際音楽祭に関する記事です。8回目になる今年は、オンライン開催でおこなうことにしたといいます。それが、新たな前例を作る挑戦なのだそうです。  「演奏家はみんな、表現するために生きている。何カ月も待ってはいられない。練習をしている限り、やっぱりどこかに届けたい」と、この…

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ケンペの「ローエングリン」リマスタリング盤

 『レコード芸術』の「リマスタ鑑定団」のコーナーに、ケンペ/ウィーン・フィルによるワーグナーの歌劇「ローエングリン」のリマスタリング盤についての記事ありました。  このリマスタリング盤は、タワーレコードによるSACDです。以前のCDに比べると、霧が晴れたように、オーケストラも声もとても明瞭になって、聞き疲れしない音になっているといいます。空気感もよく出ていて、中域の密度感といい、声のおいしいと…

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「コロナで消えたベートーベン・イヤー」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「コロナで消えたベートーベン・イヤー」という見出しの記事が載っていました。  ことしは、ベートーヴェンの生誕250年で、さまざまな企画が世界中で用意されていたのに、新型コロナウイルスの影響で、それらのほとんどが中止になってしまったといいます。  鈴木秀美さんは、昨年末、自身の楽団の指揮を1年間休止すると宣言したそうです。体調などが理由だったそうですが、ベートーヴェン…

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ポイントでCDを1枚注文

 ポイントがたまったので、CDを1枚注文しました。  注文したのは、エサ・ペッカ・サロネンによるメシアンの「トゥランガリーラ交響曲」です。この曲は、まだCDを持っていませんでした。  メシアンの曲のCDも初めてになります。この曲には、最近その名前を知った楽器オンドマルトノが使われているということでも、聞くのが楽しみです。

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