ブラームス ヴァイオリン・ソナタ第3番

 ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番を聞きました。CDは、グリュミオー/シェベック盤です。  この曲は、第1番、第2番と異なり、短調で書かれ、明るさがあまりありません。作曲している間に親友の亡くなるということがあったからではないかともいわれています。これ以降、ブラームスらしい、重厚とか渋いといわれるような曲を作曲することが多くなるようです。  グリュミオー/シェベックの演奏は、グリュミオ…

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ブラームス ヴァイオリン・ソナタ第2番

 ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第2番を聞きました。CDは、グリュミオー/シェベック盤です。  この曲も、第1番「雨の歌」に似て、明るくのびのびとした感じがあります。わたしにはよくわかりませんでしたが、第1番よりも力強さもあるといわれているようです。この曲は、トゥン湖のほとりの町で作曲されましたが、そのころブラームスは多くの友人たちと親しく付き合い、充実した日々を過ごしていました。そんなこと…

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ブラームス ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」

 ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」を聞きました。CDは、グリュミオー/シェベック盤です。  「雨の歌」という題名は、クラウス・グロートの詩による自作の歌曲「雨の歌」を第3楽章に使っていることによります。ブラームスというと、重厚とか渋いといった印象がありますが、この曲は、そんな印象とは異なり、明るく軽やかな感じがあります。  グリュミオー/シェベックの演奏は、グリュミオーらしい…

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ブラームス 交響曲第4番

 ブラームスの交響曲第4番を聞きました。CDは、クライバー盤です。  この曲は、渋めながらもけっこう好きで、以前は、よく聞いていたのですが、今回はずいぶんひさしぶりに聞きました。渋めの曲が多いブラームスのなかでも、諦念のようなものが表現されているといわれています。その分ブラームスらしいというべきか、ブラームス自身もこの曲に自信があったようです。  クライバーの演奏は、昔から決定盤的存在で、ス…

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ブラームス ピアノ五重奏曲

 ブラームスのピアノ五重奏曲を聞きました。CDは、ポリーニ/イタリア弦楽四重奏団盤です。  わたしは、レコード時代、この曲のレコードを持っていなかったのではないかと思います。それが正しければ、今回初めて聞いたことになります。  ですから、曲について知らなかったのですが、CDの解説は、ほとんどイタリア弦楽四重奏団のことばかりで、曲につての解説がまったくありませんでした。そういうCDの解説もめず…

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「ブラームス演奏の神髄を求めて」

 「レコード芸術」の特集「ブラームス演奏の神髄を求めて」を読みました。  この特集は、「変わりゆくものと変わらざるもの」という副題がついているように、伝統的のものと最近の新しい演奏について論じられています。ブラームスといえば、よく重厚とか渋いとか言われると思います。わたしも、おおむねそんなふうに理解しています。しかし、最近は、そんなとらえ方にとらわれない演奏もふえているようです。  主な曲ご…

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ブラームス ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲

 ブラームスのヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲を聞きました。CDは、オイストラフ/ロストロポーヴィチ/セル盤です。  ブラームスは、この曲を交響曲にするつもりでしたが、そのころ、友人でヴァイオリニストのヨアヒムとの仲が悪くなっていて、その仲を修復しようと協奏曲に変更したのです。ヴァイオリンだけでなくチェロを加えたのは、昔の合奏協奏曲のようにしたいという考えだったようです。  この演奏は…

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ブラームス ピアノ協奏曲第2番

 ブラームスのピアノ協奏曲第2番を聞きました。CDは、先日中古で買ったポリーニ/アバド盤(1976年録音の旧盤です。)です。  この曲のCDは、アシュケナージ/ハイティンク盤を持っているのですが、もう1枚ほしいと思っていて、廉価盤のギレリス/ヨッフム盤を考えていたところ、製造中止となってしまいました。しかたなく、CDショップに残っているものをどこかで見つけることができればいいなと思っていたので…

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ブラームス 悲劇的序曲

 ブラームスの悲劇的序曲を聞きました。CDは、クナッパーツブッシュ盤です。  この曲は、大学祝典序曲とほぼ同時に作曲されました。ブラームスは、この曲を「泣く序曲」、大学祝典序曲を「笑う序曲」と言ったといいます。大学祝典序曲は、先日書いたように、ブラームスにしては明るい感じの曲です。それに対して、この悲劇的序曲は、いかにもブラームスらしいという感じがします。  作曲家は、このように相反する感じ…

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ブラームス ピアノ協奏曲第2番

 ブラームスのピアノ協奏曲第2番を聞きました。CDは、アシュケナージ/ハイティンク盤です。  この曲は、ブラームスの創作力が最も充実していた時期の代表作といえるものです。4楽章からなり、演奏時間が50分におよぶ大作で、「独奏ピアノ付きの交響曲」とも言われるくらいです。第1楽章、とくに冒頭の雄大な感じがいいと思います。  アシュケナージ/ハイティンクの演奏は、CD初期の名盤ですが、最近はあ…

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ブラームス 弦楽六重奏曲第2番

 ブラームスの弦楽六重奏曲第2番を聞きました。CDは、 アロノヴィッツ、プリース、アマデウス弦楽四重奏団盤です。  この曲については、次のような有名なエピソードがあります。ブラームスは、アガーテという女性への思いを断ち切るためにこの曲を書いたといわれるのです。アガーテは、ヴァイオリンの名器のようだといわれたすばらしい声を持っていたので、ブラームスはアガーテのために何曲もの歌曲を作曲しています。…

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ブラームス 弦楽六重奏曲第1番

 ブラームスの弦楽六重奏曲第1番を聞きました。CDは、 アロノヴィッツ、プリース、アマデウス弦楽四重奏団盤です。  この曲は、弦楽四重奏に第2ヴィオラと第2チェロを加えた編成で書かれおり、同種の曲はブラームス以前にはほとんどありませんでした。ブラームスは、ヴィオラやチェロの音を好んでいたといわれ、内声を充実させてより重厚な響きを求めた結果と考えられます。  わたしなど、聞いても弦楽四重奏曲と…

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ブラームス ヴァイオリン協奏曲

 ブラームスのヴァイオリン協奏曲を聞きました。CDは、ハイフェッツ/ライナー盤です。  この曲は、ムター/カラヤン盤を持っているのですが、もう1枚ほしいなと思ってさがしていたら、このハイフェッツのお得な3枚組の協奏曲集(輸入盤)を見つけたのです。  ハイフェッツの演奏は、レコード時代はほとんど評価されていませんでしたが、現在は決定盤的存在というように高く評価されるようになりました。それには、…

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ブラームス ドイツ・レクイエム

 ブラームスのドイツ・レクイエムを聞きました。CDは、ジュリーニ盤です。  この曲は、名前の通りドイツ語によるレクイエムです。レクイエムとは、死者のためのミサ曲で、普通、ラテン語のテキストにもとづいて作曲されます。代表的な曲には、モーツァルトのレクイエムがあります。しかし、ブラームスは、決まったテキストを使わず、新教徒であったこともあり、宗教改革のなかでルターがドイツ語に訳した聖書のなかからテ…

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ブラームス 交響曲第1番

 ブラームスの交響曲第1番を聞きました。CDは、ミュンシュ盤です。  このCDも中古ショップで手に入れたので、安く買うことができました。しかし、ほとんど新品といっていい状態で、よく見ると、ジャケットの裏側がわずかに変色しているかな、という程度です。  ミュンシュの演奏は、昔からこの曲の決定盤的存在です。わたしが前から持っていたジュリーニ盤を少し前に聞いたばかりなので、比較することができました…

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ブラームス 交響曲第4番

 ブラームスの交響曲第4番を聞きました。CDは、ワルター盤です。  ブラームスの交響曲第4番は、ケルテス盤、決定盤的存在のクライバー盤を持っているのですが、中古CDショップで、ほぼ新品のワルター盤が実質180円で売られていたので、すぐに買いました。  このワルター盤は、昔輸入盤のレコードで持っていたのですが、シャカシャカといった感じの、高音がへんに持ち上がったような薄っぺらい音にがっかりした…

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ブラームス ハンガリー舞曲

 ブラームスのハンガリー舞曲(全曲)を聞きました。CDは、スウィトナー盤です。  この曲集は、ブラームスが、ピアノ連弾用に作曲したものです。しかし、ブラームスは、出版の際「編曲」としました。というのは、次のような経過によります。ブラームスは、ヴァイオリニストのレメーニの伴奏者として演奏旅行に出かけたとき、レメーニに教えてもらったことにより、ハンガリーのジプシー音楽に興味を持って採譜につとめ、ピ…

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ブラームス ヴァイオリン協奏曲

 ブラームスのヴァイオリン協奏曲を聞きました。CDは、ムター/カラヤン盤です。  この曲は、ベートーヴェン、メンデルスゾーンの曲とともに3大ヴァイオリン協奏曲ともいわれています。ブラームスらしくといっていいのかもしれませんが、2曲のピアノ協奏曲とも共通して、ヴァイオリンが華やかに活躍するというよりは、独奏ヴァイオリンつきの交響曲ともいえるような曲です。第2楽章では、オーボエが活躍し、ヴァイオリ…

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ブラームス 交響曲第2番

 ブラームスの交響曲第2番を聞きました。CDは、バーンスタイン盤です。  ブラームスは、交響曲第1番の完成までに20年もかかりましたが、この第2番は、わずか3か月ほどでほぼ書き上げてしまいました。また、第1番が暗黒から光明へといった内容なのに対し、この第2番は、穏やかで温かいような感じがします。そんな内容や、避暑のため滞在していたウェルター湖畔にあるペルチャッハという南オーストリアの村で作曲さ…

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ブラームス 交響曲第1番

 ブラームスの交響曲第1番を聞きました。CDは、ジュリーニ/ロサンゼルスフィル盤です。  この曲は、番号のとおり、ブラームスの最初の交響曲ですが、着想から完成まで20年以上もかかりました。それは、先輩ベーt-ヴェンを意識するあまり、交響曲の作曲にとても慎重になったからです。しかし、交響曲第10番などともいわることがあるように、ベートーヴェンの交響曲を正統的に受け継いだ作品と高く評価されています…

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ブラームス 大学祝典序曲

 ブラームスの大学祝典序曲を聞きました。CDは、バーンスタイン盤です。  この曲も、こんどの演奏会の曲目です。実際に聞くのは初めてですから楽しみです。  1年くらい前に書いたことがありますが、この曲は、大学から名誉博士号を贈られたお礼として作曲されたものです。四つの学生歌をつなぎ合わせ、自作の主題も加えて楽しく明るい曲に作り上げられました。ブラームスらしい響きも随所にありますが、全体の印象は…

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ブラームス交響曲第4番 聞きくらべ

 ブラームスの交響曲第4番を聞きました。CDは、クライバー盤です。  この曲もこんどの演奏会の曲目です。シューマンの交響曲第4番と違って、この曲は、ある程度のイメージがあります。以前にも書いたことがありますが、秋から初冬といったイメージです。一般的には、渋いとか地味な曲(ブラームスの曲は全体的にそんな感じがあります。)とかいわれると思いますが、それはその通りだと思います。ですが、だからといって…

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ブラームス 大学祝典序曲

 ブラームスの大学祝典序曲を聞きました。CDは、バーンスタイン盤です。  大学祝典序曲は、大学から名誉博士号を贈られたお礼として作曲されたものです。四つの学生歌をつなぎ合わせ、自作の主題も加えて楽しく明るい曲に作り上げられました。ブラームスらしい響きも随所にありますが、全体の印象は、ブラームスにしては派手な感じがします。  この曲が大学受験ラジオ講座のテーマ曲に使われていたことをなつかしく思…

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ブラームス 交響曲第4番

 ブラームスの交響曲第4番を聞きました。  CDは、ケルテス/ウィーンフィル盤です。きのう聞いた第3番のカップリング曲です。第4番は、クライバー盤を持っているのですが、ブラームスの交響曲のなかでは一番好きな曲(以前は第1番の方が好きでしたが。)なので、何枚あってもいいと思いました。  ブラームスの交響曲第4番は、渋いとか地味な曲とかいわれますが、わたしは、秋から初冬といったイメージがあります…

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ブラームス 交響曲第3番

 ブラームスの交響曲第3番を聞きました。  CDは、ケルテス/ウィーンフィル盤です。ブラームスの交響曲は、この第3番だけ持っていなくて、前からさがしていました。ベーム/ウィーンフィル盤がほしかったのですが、廉価盤では見つからなかったので、ケルテス盤を買いました。このケルテス盤は、それほど有名ではないかもしれませんが、ケルテスのCDを(レコードも)持っていませんでしたし、カップリングに第4番も入…

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ブラームス ピアノ協奏曲第1番

 先日買った、ブラームスのピアノ協奏曲第1番(ブレンデル / アバド盤)を聞きました。  ブラームスのピアノ協奏曲第1番は、レコードではゼルキン / オーマンディ盤を持っていましたが、CDは初めてなので、ひさしぶりで、初めて聞くようなものです。  ブラームスのピアノ協奏曲は、第2番もそうですが、ピアノつき交響曲などといわれるように、華やかなイメージの協奏曲とはちょっと違います。それでも、第2…

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