バッハ インヴェンションとシンフォニア

 バッハのインヴェンションとシンフォニアを聞きました。CDは、グールド盤です。  このCDは、去年、中古で買ったものですが、いままで聞くのを忘れていました。中古といっても、新品同様でした。  グールド盤は、昔からこの曲の決定盤的存在で、斬新な創意にあふれ、この曲集の音楽的な生命力を余すところなく発揮した名演と言われていました。  わたしには、そのことはわかりませんでしたが、曲がそういうふう…

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「バッハが教えてくれた本物の強さ」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「バッハが教えてくれた本物の強さ」という見出しの記事が載っていました。  これは、バッハ・コレギウム・ジャパンが創立30周年を迎え、バッハの主な合唱曲を収めた79枚組のCDボックスを発売したことにも関係し、鈴木雅明さんにインタビューしたことによる記事です。  見出しに関係するところは、苦しみ、弱っているときに、慰めや勇気を与える強さというものの本質を、バッハの音楽は…

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中古CDを1枚購入

 中古CDを1枚購入しました。  ちょっと出かけたときに、中古CDショップに寄ったところ、グールドのバッハ「インヴェンションとシンフォニア」を見つけたので買いました。わずか250円でしたが、新品同様のきれいな状態です。グールド盤は、この曲の決定盤的存在ですから、掘り出し物というべきです。  ただ一つ欠点をあげるとすれば、解説がついていないことです。わたしは、「インヴェンションとシンフォニア」…

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「生誕333年 J・S・バッハ演奏の100年」

 『レコード芸術』の特集「生誕333年 J・S・バッハ演奏の100年」を読みました。  この特集は、「録音で追う豊穣の世界」という副題がついているように、録音史をたどりながら、演奏様式の変化を追ったものです。ただ、膨大な作品の多くを取り上げるわけにもいかなかったようで、ブランデンブルク協奏曲、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ、無伴奏チェロ組曲、ゴルトベルク変奏曲、マタイ受難曲、ミ…

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バッハ フランス組曲

 バッハのフランス組曲を聞きました。CDは、レオンハルト盤です。  フランス組曲は、6曲からなる鍵盤楽器用の学習教材です。CDの解説によると、組曲の基本は、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグの4つの舞曲で、その間に挿入舞曲と呼ばれる曲が入ることがあるということです。とくに、サラバンドとジーグの間には、メヌエット、エール、アングレーズ、ガヴォット、ブーレ、ポロネーズなどが入ることがあるの…

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バッハ 「音楽の捧げもの」

 バッハの「音楽の捧げもの」を聞きました。CDは、有田正広・寺神戸亮・若松夏美・中野哲也・有田千代子盤です。  この曲の題名の由来は、次のようなものです。バッハが、プロイセンの啓蒙専制君主フリードリヒ2世(大王)をポツダムに訪れたとき、フリードリヒ2世から主題を出され、その場で即興演奏を行い、美しい主題だったので、作品に仕上げて出版したいと希望して許可され、2か月後に完成させ、フリードリヒ2世…

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バッハ 管弦楽組曲第1番

 バッハの管弦楽組曲第1番を聞きました。CDは、コープマン盤(1997年録音)です。  管弦楽組曲は、第2番・第3番をリヒター盤で持っているのですが、第1番・第4番を持っていなかったので、このコープマン盤を買いました。廉価盤で、全4曲が収められていて、演奏の評価もそこそこ高いというように、とてもお買い得だと思ったのです。  コープマンの演奏は、古楽器による演奏なので、どうかなと思いましたが、…

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バッハ フーガの技法

 バッハの「フーガの技法」を聞きました。CDは、コープマン/マトー盤です。  この曲は、CDの解説の言葉を借りれば、「ひとつの単純なテーマからいかに多くの対位法的展開の可能性が引き出せるかを、体系的・論理的に追求した作品」です。一般的には、14曲のフーガと4曲のカノンからできていますが、最後のフーガが未完成です。楽譜には楽器の指定がなく、チェンバロやオルガンで演奏されるのが妥当だといわれますが…

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バッハ ゴルトベルク変奏曲

 バッハのゴルトベルク変奏曲を聞きました。CDは、グールドの新盤です。  この曲は、「クラヴィーア練習曲集」全4巻のうちの第4巻で、バッハは「2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと種々の変奏」という題名をつけたのですが、バッハの教えをうけた、カイザーリンク伯爵おかかえの音楽家ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルクが、伯爵が眠れないときに演奏するために作曲されたというエピソードから「ゴルトベ…

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バッハ パルティータ第6番

 バッハのパルティータ第6番を聞きました。CDは、レオンハルト盤(1986年録音の新盤)です。  この曲は、トッカータ、アルマンド、クーラント、サラバンド、エール、テンポ・ディ・ガヴォッタ、ジーグの7曲でできています。CDの解説には、「バロック時代のクラヴィーア組曲の総決算と呼ぶべき個性的な内容の音楽。」とあります。ただ、作曲を始めたのはだいぶ前だったようですが、長時間かけて完成形となりました…

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バッハ パルティータ第5番

 バッハのパルティータ第5番を聞きました。CDは、レオンハルト盤(1986年録音の新盤)です。  この曲は、プレアンブルム、アルマンド、クーラント、サラバンド、テンポ・ディ・メヌエット、パスピエ、ジーグの7曲でできています。最初の「プレアンブルム」は、序曲とか前奏曲と同じような意味で、パルティータ6曲の最初の楽章の名前をみな違うものにするためにこの語がこの曲では使われたもののようです。その「プ…

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バッハ パルティータ第4番

 バッハのパルティータ第4番を聞きました。CDは、レオンハルト盤(1986年録音の新盤)です。  この曲は、序曲、アルマンド、クーラント、サラバンド、アリア、メヌエット、ジーグの7曲でできていて、第6番までのなかで一番規模が大きくなってます。CDの解説によると、「荘重な部分と急速なフーガふうの部分で構成される典型的なフランス序曲」とある序曲が変化に富んでいて、おもしろいと思いました。  レオ…

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バッハ パルティータ第3番

 バッハのパルティータ第3番を聞きました。CDは、レオンハルト盤(1986年録音の新盤)です。  この曲は、ファンタジア、アルマンド、コレンテ、サラバンド、ブルレスカ、メヌエット、スケルツォ、ジーグの7曲でできています。CDの解説によると、「多彩な曲想を用いて情趣の変化に工夫が凝らされている。」とある通り、変化に富んでいます。いままでそれほど聞いたことがなかったのですが、チェンバロの曲というと…

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バッハ パルティータ第2番

 バッハのパルティータ第2番を聞きました。CDは、レオンハルト盤(1986年録音の新盤)です。  この曲は、シンフォニア、アルマンド、クーラント、サラバンド、ロンドー、カプリッチョの6曲でできています。この6曲構成というのは、古典組曲の典型といえるものですが、この曲では、最後の2曲にロンドーとカプリッチョが置かれているのがちょっと異質です。  レオンハルトの演奏については、旧盤ともどもかな…

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バッハ パルティータ第1番

 バッハのパルティータ第1番を聞きました。CDは、レオンハルト盤(1986年録音の新盤)です。  わたしは、バッハのCDをまだあまり持っていません。音楽の父といわれるだけあり、バッハの音楽はすばらしいということを何回か読んだことがあり、バッハの音楽をもっと聞いてみたいと思っています。しかし、バッハの音楽のCDで名盤といわれるものはなかなか廉価盤になりません。このレオンハルト盤は、かなり評価され…

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バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番

 バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番を聞きました。CDは、グリュミオー盤です。  この曲についてCDの解説には、「前奏曲、ルール、ガヴォットとロンド、メヌエットⅠ-Ⅱ、ブレー、ジーグが軽快に並んでいる。」としか書かれていません。これだけ解説が少ないCDも初めてのような気がします。コストダウンのためなのでしょうか。わたしのように、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータを…

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バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番

 バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番を聞きました。CDは、グリュミオー盤です。  この曲は、特徴的な出だしの第1楽章、親しみやすい主題による長大なフーガの第2楽章、気品のある旋律が続く第3楽章、印象的な音が弾む第4楽章からなっています。  グリュミオーの演奏は、そこそこ評価されているというところだったと思います。録音は、1961年ですが、いまでも十分いいと思います。残響がやや多め…

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バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番

 バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番を聞きました。CDは、グリュミオー盤です。  この曲では、なんといっても終曲のシャコンヌが高い完成度を持ち、有名です。シャコンヌは、単独で演奏されることも多いですし、編曲も多いです。それほど有名ですが、わたしは、まだ何回かしか聞いたことがないので、まだまだ曲の真価がわかっていない状態です。  グリュミオーの演奏は、自然な流れの名演と言われ…

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バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番

 バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番を聞きました。CDは、グリュミオー盤です。  この曲は、第2楽章のフーガが長いのが大きな特徴です。グリュミオー盤では、他の三つの楽章がみな3分台なのに対して第2楽章だけ7分41秒もあります。  グリュミオーの演奏は、そこそこ評価されているというところだったと思います。わたしには、よくわからないので、少しでも評価されている演奏なら十分です。録音…

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バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番

 バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番を聞きました。CDは、グリュミオー盤です。  この曲は、8トラックに分かれているので、8楽章構成かと思いましたが、アルマンド、クーラント、サラバント、テンポ・ディ・ブレーという舞曲による4楽章構成で、それぞれにドゥーブルという変奏がついているのです。  グリュミオーの演奏は、そこそこ評価されているというところだったと思います。たぶん初めて…

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バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番

 バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番を聞きました。CDは、グリュミオー盤です。  このCDは、昨年末に買ったのですが、ようやく聞き始めることができました。レコード時代は、この曲集を持っていなかったと思いますから、たぶん初めて聞くのだと思います。無伴奏の曲自体めずらしく、ほとんど聞いたことがないと思います。  この曲は、解説に「全体に厳粛な気分がある。」と書かれているように、たしか…

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バッハ・オルタナティヴ

 「レコード芸術」の特集「バッハ・オルタナティヴ」を読みました。  「オルタナティヴ」とは聞きなれない言葉ですが、「時代の流れに捕われず普遍的なものを追及する精神である。」ということのようです。  そんなことから、この特集では、バッハの多くの曲について、昔からの名盤、そして、古楽器などさまざまな演奏の変化も含めて、新しい名盤もたくさん紹介しています。  わたしは、以前からときどき書いている…

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バッハ チェンバロ協奏曲集

 バッハのチェンバロ協奏曲集を聞きました。CDは、コープマン盤です。  コープマンは、全集を完成しているはずですが、このCDはその抜粋で、第1番・第3番・第4番・第5番・4台のための協奏曲の5曲が収録されています。  CDの解説によると、バッハのチェンバロ協奏曲は、ほとんど他の曲の編曲だそうです。というのは、本業の教会音楽家としての仕事が忙しかったので、コレギウム・ムジクスという楽団のために…

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バッハの音楽の本質は連帯

 きょうの朝日新聞朝刊に、バッハについての大きな記事が載っていました。  記事によると、震災後バッハの音楽を耳にすることが多くなったそうなのです。なぜいまバッハがよく聞かれるのかというと、記事によれば、理由が三つくらい(記事では箇条書きのようにはしていません。)あるようです。一つめは、低音が正確に時を刻み続けることで、「鈴木雅明さんは『この安定した歩みが人々の心を落ち着かせ、平常心へと導く。……

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バッハ 「心と口と行いと生きざまは」

 バッハのカンタータ第147番「心と口と行いと生きざまは」を聞きました。CDは、リヒター盤です。  この曲は、聖母マリアのエリザベツ訪問記念日のために作曲されたカンタータで、「心と口と行いと生きざまは」という曲名は知らない方でも、「主よ人の望みの喜びよ」という曲名は知っている方が多いことでしょう。「主よ人の望みの喜びよ」は、この曲の第6曲と第10曲に使われているコラールを編曲したものです。第6…

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バッハ 「われらが神は堅き砦」

 バッハのカンタータ第80番「われらが神は堅き砦」を聞きました。CDは、リヒター盤です。  カンタータとは、独唱・合唱に器楽の伴奏がついた声楽曲です。バッハのカンタータは、そのほとんど(200曲くらい残っています。)が教会の日曜日や祝日の礼拝のときに演奏するために作曲され、教会カンタータといわれます。また、それとは違う、世俗カンタータも20曲ほど残っています。  この「われらが神は堅き砦」は…

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バッハ ブランデンブルク協奏曲第5番

 バッハのブランデンブルク協奏曲第5番を聞きました。CDは、リヒター盤です。  ブランデンブルク協奏曲は、いくつかの楽器のための協奏曲集で、第6番まであります。ブランデンブルクのルートヴィヒ伯爵に献呈されたので、名づけられたもので、バッハの命名ではありません。そのなかでも第5番は、よく知られ、第1楽章にチェンバロの長いカデンツァがあるのが大きな特徴です。  リヒター盤は、レコード時代からよく…

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バッハ 管弦楽組曲第3番

 バッハの管弦楽組曲第3番を聞きました。CDは、リヒター盤です。  管弦楽組曲第3番では、なんといっても第2曲のエアが有名です。というよりも、「G線上のアリア」として知られています。「G線上のアリア」は、ヴァイオリニストのヴィルヘルミが、ヴァイオリンのG線だけで演奏するようにアレンジしたものです。  リヒターの演奏は、バッハといえばリヒターというくらい、もっともスタンダードなもので、安心して…

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バッハ 管弦楽組曲第2番

 バッハの管弦楽組曲第2番を聞きました。CDは、リヒター盤です。  管弦楽組曲は、序曲といくつかの舞曲から構成されています。この第2番と第3番がよく知られています。しかし、いつ作曲されたのか、正確なことはわかっていないそうです。   リヒターの演奏は、バッハといえばリヒターというくらい、もっともスタンダードなものといえるでしょう。ちょっと心配だったのは、1960・61年という録音でしたが、ま…

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バッハ トッカータとフーガ

 バッハのトッカータとフーガを聞きました。CDは、アラン盤です。  少し前に買ったバロック名曲集をまた聞いたところ、この曲を聞いてみようと思いつきました。バロック名曲集のところで書いたように、わたしは、バロック音楽はあまり好きではありません。なんかものたりないような気がしてしまうのです。最近は、おだやかな音楽だなと、少し印象がよくなりましたが。  しかし、バッハのトッカータとフーガは、以前か…

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