シューマン 交響的練習曲

 シューマンの交響的練習曲を聞きました。CDは、ポリーニ盤です。  この曲は、田部京子盤を持っているのですが、ポリーニ盤を中古で見つけたので買いました。両盤とも、ブラームスによって出版された第3版により、変奏1~5(遺作)も演奏していますが、田部京子盤は、練習曲9と練習曲10の間に配置し、ポリーニ盤は、練習曲5と練習曲6の間に配置しています。  ポリーニ盤は、この曲の決定盤的存在で、高い完成…

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シューマン 「リーダークライス」

 シューマンの歌曲集「リーダークライス」を聞きました。CDは、フィッシャー=ディースカウ/エッシェンバッハ盤です。  「リーダークライス」は、12曲からなる歌曲集で、詩はヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフです。  フィッシャー=ディースカウ/エッシェンバッハ盤は、昔から決定盤的存在で、詩と音楽をとても深く歌い上げた名演といわれていたと思います。  録音は、1974~76年で、いまでも十分い…

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シューマン 「詩人の恋」

 シューマンの歌曲集「詩人の恋」を聞きました。CDは、フィッシャー=ディースカウ/エッシェンバッハ盤です。  この曲集は、ハイネの詩による16曲からなる歌曲集で、愛することの喜びにはじまり、失恋の悲しみ、そしてその恋を思い返す、という流れになっています。  フィッシャー=ディースカウ/エッシェンバッハ盤は、昔から決定盤的存在で、詩と音楽の内奥に鋭く踏み込んだ名演といわれていたと思います。たぶ…

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シューマン 交響的練習曲

 シューマンの交響的練習曲を聞きました。CDは、田部京子盤です。  この曲は、先日の演奏会で聞いたのですが、CDをまだ持っていなかったので、このCDを買いました。  演奏会では、もっと短かったと思ったのですが、CDの解説を読んで、その理由がわかりました。このCDでは変奏1~5(遺作)となっている5曲は、シューマンが作曲したにもかかわらず、出版をしなかったのです。そして、のちにブラームスによっ…

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シューマン 「蝶々」

 シューマンの「蝶々」を聞きました。CDは、リヒテル盤です。  リヒテルのシューマンとグリーグのピアノ協奏曲のCDは、普通その2曲だけなのですが、わたしが中古で手に入れたCDは、ジャケットも見たことがなかっただけでなく、ボーナストラックとしてこの曲が入っていたのです。リヒテルの演奏は、名演として知られたものなので、得をした気がします。  この曲は、約14分というそれほど長くない演奏時間ながら…

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シューマン ピアノ協奏曲

 シューマンのピアノ協奏曲を聞きました。CDは、リヒテル/マタチッチ盤です。  この曲も、CD初期からツィマーマン/カラヤン盤をもっていて、とくに不満もなかったのですが、しばらく前からこのリヒテル/マタチッチ盤がほしくなり、さがしていました。そして、やっと先日中古で手に入れることができました。リヒテル/マタチッチ盤は、レコード時代に初めてこの曲を聞いた思い出の演奏でもあります。  リヒテル/…

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シューマン チェロ協奏曲

 シューマンのチェロ協奏曲を聞きました。CDは、ロストロポーヴィチ/バーンスタイン盤です。  この曲は、CDの解説によると「当時のチェロ協奏曲の常識を超えるような超絶技巧のゆえか、シューマンの生前には公開演奏されなかった。」そうです。3楽章構成をとっていますが、全曲切れ目なく演奏するというのが珍しいと思います。  ロストロポーヴィチ/バーンスタインの演奏は、昔から決定盤的存在で、多彩な表現に…

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シューマン 劇音楽「マンフレッド」序曲

 シューマンの劇音楽「マンフレッド」序曲を聞きました。CDは、クーベリック盤です。  この曲は、バイロンの詩劇「マンフレッド」のために作曲した劇音楽の序曲です。劇のあらすじは、青年マンフレッドが、かつて恋人を見殺しにしてしまったという過去を持ち、その過去を忘れようとアルプス山脈をさすらい続けた末、地下の国でその恋人と再会することができて許しを乞い、自らも死によって過去の苦しみから解放される、と…

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シューマン 交響曲第4番

 シューマンの交響曲第4番を聞きました。CDは、クーベリック盤です。  この曲は、数年前に実演を聞きに行ったので、その前に何回も聞きました。というのは、以前書いたことがあると思いますが、わたしには、シューマンの交響曲はとらえどころがない感じで、聞いてもその印象がちっとも残らなかったのです。今回ひさしぶりに聞いたところ、第3楽章と第4楽章を少し覚えていた程度で、第1楽章と第2楽章はほとんど覚えて…

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シューマン 交響曲第3番「ライン」

 シューマンの交響曲第3番「ライン」を聞きました。CDは、クーベリック盤です。  「ライン」は、ハイティンク盤、バーンスタイン盤を持っているので、さらにCDを買うつもりはなかったのですが、「マンフレッド」序曲のCDをさがしてみたら、このクーベリック盤が手ごろだったので、買うことにしました。この「ライン」は、昔から決定盤的存在でしたから、その点でもうれしかったです。  クーベリックの演奏は、細…

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シューマン 交響曲第3番「ライン」

 シューマンの交響曲第3番「ライン」を聞きました。CDは、バーンスタイン盤です。  シューマンの交響曲は、昔からオーケストレーションがよくないとか、響きがよくないと言われることや、マーラーによる編曲版など、演奏にはいろいろと手を加えられることがあることを、先日、第1番「春」を聞いたときに書きました。しかし、CDの解説によると、バーンスタインは、シューマンのスコアに手を加えるべきではないと主張し…

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シューマン 交響曲第1番「春」

 シューマンの交響曲第1番「春」を聞きました。CDは、バーンスタイン盤です。  シューマンの交響曲は、昔からオーケストレーションがよくないとか、響きがよくないと言われ、演奏にはいろいろと手を加えられることがあります。マーラーによる編曲版は、かなり知られ、録音もいくつも存在します。  しかし、わたしにはそのことはちっともわかりませんし、それよりも、以前にも書いたことがありますが、シューマンの交…

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シューマンの交響曲

 きょうの朝日新聞夕刊に、ヤルヴィがシューマンの交響曲について語った記事が載っていました。  今年がシューマンの生誕200年ということもあり、ヤルヴィは、東京と大阪で交響曲の全曲演奏を行うのだそうです。ヤルヴィが言うには、シューマンの「交響曲の評価が低いのは、彼の真価を発掘する演奏がいまだに少ないから」だそうです。  わたしも、シューマンの交響曲については、以前に書いたことがありますが、なん…

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シューマン 「クライスレリアーナ」

 シューマンの「クライスレリアーナ」を聞きました。CDは、ホロヴィッツ盤です。  この曲は、1838年に作曲された、シューマンの代表的なピアノ曲です。「クライスレリアーナ」という題名は、.クライスラー楽長が物語るというかたちの、ホフマンの著作からとられたものです。8曲からなり、速い曲とゆっくりな曲が交互に配されていますが、終わりの2曲は、速い曲が続きます。  わたしは、レコード時代はこの曲を…

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シューマン 「子供の情景」

 シューマンの「子供の情景」を聞きました。CDは、ホロヴィッツ盤です。  この曲集は、見知らぬ国と人々について、不思議なお話、鬼ごっこ、おねだりする子供、大満足、重大な事件、トロイメライ、ろばたにて、木馬の騎士、むきになって、びっくり、子供は眠る、詩人のお話、の13曲からできています。トロイメライがとりわけ有名です。作曲のきっかけになったのは、後に妻となるクララが「あなたは子供のように思えます…

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シューマン 交響曲第2番

 シューマンの交響曲第2番を聞きました。CDは、スウィトナー盤です。  シューマンは、この曲を作曲したころ、神経症に悩まされていて、そのことは聞けばわかると手紙に書いています。しかし、一般には、明るい感じの曲であるといわれています。  わたしは、前に交響曲第4番のところで書いたように、シューマンの交響曲は、とらえどころのない感じがして、あまり印象がないのです。何年ぶりかにこの曲を聞いても(時…

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シューマン交響曲第4番 聞きくらべ

 きのう届いた、シューマンの交響曲第4番のスウィトナー盤を聞きました。  きのうまで毎日のように、トラブルが出てしまったハイティンク盤を聞いてきたので、曲のイメージがだいぶできてきました。そんななかスウィトナー盤を聞いてみると、第1楽章が、ハイティンク盤よりやや明るい感じでのびやかな音だなと思いました。そこで、ハイティンク盤をあとから聞いてみました。すると、先ほどの印象は、根拠がないことがわか…

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シューマン 交響曲第4番

 シューマンの交響曲第4番を通勤の車のなかで聞きました。CDは、ハイティンク盤です。  この曲は、何年ぶりかに行く、こんどの演奏会で取り上げられる曲なので、どんな曲だったか確認しておこうと思ったのです。というのは、この曲に限らず、シューマンの交響曲は、とらえどころがなく、どんな曲といわれても、わたしには、ちっとも印象がないのです。かといってあまり聞いたことがないかというと、そうでもなく、レコー…

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シューマン ピアノ協奏曲

 シューマンのピアノ協奏曲を聞きました。CDは、ツィマーマン/カラヤン盤です。  シューマンのピアノ協奏曲は、ロマン派の当時としてはめずらしくピアノのヴィルトーゾ性を追及せず、ピアノをオーケストラの楽器の一つのように使っているという特徴があります。そのせいで、わたしは、ピアノ協奏曲というより、ちょっと交響曲のような気がしてしまいます。その曲想が、雄渾な感じがするのも好きなところです。  ツィ…

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