METライブビューイング 2019-20

 きょうの朝日新聞夕刊に、METライブビューイング 2019-20の広告が載っていました。  新シーズンの開幕で、第1作は「トゥーランドット」、第2作は「マノン」、第3作は「蝶々夫人」、第4作は「アクナーテン」です。「アクナーテン」は、まったく知らないと思ったら、「現代音楽の巨匠フィリップ・グラスが描く古代エジプト王の激動の生涯!」と書かれたいました。  このなかでは、まだ見たことがないマス…

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「タンホイザー」のBDを作成

 先日、NHK-BSプレミアムで放送され録画した、ワーグナーの歌劇「タンホイザー」のBDを作りました。  これは、バイロイト音楽祭2019における新制作による開幕公演です。タンホイザーをステファン・グールド、エリーザベトをリーゼ・ダヴィドセン、ヴェーヌスをエレナ・ツィトコーワが歌い、トビアス・クラッツァーが演出、ワレリー・ゲルギエフが指揮したものです。  編集をしながら見えた範囲では、最近よ…

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「音楽祭の華 詩的な叙情世界」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「音楽祭の華 詩的な叙情世界」という見出しの記事が載っていました。  これは、セイジ・オザワ松本フェスティバルの「エフゲニー・オネーギン」についての評です。フェスティバルでの歌劇の本格上演は4年ぶりだそうです。指揮は、ファビオ・ルイージ、演出は、ロバート・カーセンです。  演出は、全体をオネーギンの回想とし、写真が載っている紅葉した落ち葉を敷き詰めた田舎の風景など巧…

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新国立劇場の「トゥーランドット」

 きょうの朝日新聞朝刊に、新国立劇場の「トゥーランドット」についての記事が載っていました。  「ハッピーエンドでない救済」という見出しがあるように、最終幕の姫が愛を叫ぶシーンは、ハッピーエンドになるわけはないでしょうと、演出家が一世一代の問いを観客に投げかけるというものだそうです。そのことについては、姫が初めて自らの意志で生き方を選び取るという今回の演出、とも書かれています。しかし、それだけで…

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「自在の照明 非日常を鮮やかに」

 きょうの朝日新聞夕刊の「惜別」のコーナーに、「自在の照明 非日常を鮮やかに」という見出しで、ゼフィレッリの追悼記事が載っていました。  数々の名演出の源となる夢を見る力を培ったのは、幼少期の絶望的なまでの孤独だったといいます。法律上の名前をもてずにいて、ゼフィレッリというのは、モーツァルトのアリアの曲名をもとにして与えられた架空の姓なのだそうです。  歌劇に傾倒したのは、音楽が喚起する世界…

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追悼 フランコ・ゼフィレッリ

 きょうの朝日新聞朝刊に、フランコ・ゼフィレッリが亡くなったという記事が載っていました。  96歳だったといいますから、早いということはありませんが、やはり、残念です。  ゼフィレッリは、1968年の「ロミオとジュリエット」で成功を収めたと記事にあるように、映画監督として知られていると思います。  ところが、わたしは、歌劇の演出の方が印象が強いのです。記事には、メトロポリタン歌劇場での「ト…

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「日中友好 幻のオペラ上演」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「日中友好 幻のオペラ上演」という見出しの記事が載っていました。  これは、7年前に初演されるはずだった、松下功さん作曲の「長安悲恋」についての記事です。「長安悲恋」は、中国で墓誌が発見された遣唐使のい井真成と中国女性の悲恋を描いたものです。日中国交正常化40年の2012年に、北京と西安で、日中の歌手・演奏者が3回の公演をするはずだったのですが、日中関係悪化により中止…

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東京から新「トゥーランドット」

 きょうの朝日新聞夕刊のNext Stageは、大野和士さんが取り組む「トゥーランドット」が取り上げられていました。  これは、「オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World」というもので、東京文化会館と新国立歌劇場が初めてタッグを組むものだそうです。その幕開けを飾るのが「トゥーランドット」なのです。その総合プロデュースと指揮を担当するのが大野さんで…

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「名門オペラ 自分らしくタクト」

 きょうの朝日新聞朝刊に、「名門オペラ 自分らしくタクト」という見出しの記事が載っていました。  これは、メトロポリタン歌劇場の新音楽監督ヤニック・ネゼセガンについての記事です。40年音楽監督を務めたレバインのあとですから、なかなかたいへんだろうと思います。しかし、見出しにもあるように、重大な責任を感じるが、自分らしくやっていきたい、と言っています。独自の解釈で引っ張るというよりは、オーケスト…

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METライブビューイング2018-19

 きょうの朝日新聞夕刊に、METライブビューイング2018-19の広告が載っていました。  2月8日からがダムラウによる「椿姫」、2月22日からがネトレプコによる「アドリアーナ・ルクヴルール」、3月8日からがマルゲーヌによる「カルメン」です。  料金は3600円とちょっと高いような気がします。3作品とも3時間を超えることもあり、しょうがないのかなとも思います。歌劇の公演を見ることを思えば、安…

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「能に見いだす 音楽の原型」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「能に見いだす 音楽の原型」という見出しの記事が載っていました。  これは、作曲家の細川俊夫さんへのインタビュー記事です。まず、見出しに関係ある、能の構図は、自分の音楽の原点だといいます。そして、「音楽の源はシャーマニズムにある。巫女が自然と一つになってエクスタシーの達し、自我を超えていく。その過程を描くのが音楽だと思うんです」と語っています。なるほどと思いましたが、…

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ワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

 ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を見ました。  これは、2017年のバイロイト音楽祭の開幕公演をNHKが放送したもので、しばらく前にBDを作ってあったのに見るのを忘れていました。わたしは、前奏曲は、好きでよく聞いていたのですが、楽劇全曲のレコード、CDは持っていませんでしたし、見るのも初めてです。  初めてこの楽劇を見る者にとって、この演出は、わかりにくいところがあり…

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「オペラ様変わり 現代映す」

 きょうの朝日新聞朝刊に、「オペラ様変わり 現代映す」という見出しの記事が載っていました。  この記事は、見出しの通り、最近の、とくに現代音楽のオペラの公演の様子を紹介したものです。今年は、日本人作曲家によるオペラの世界初演や日本初演が相次いだということです。  細川俊夫さんの「松風」は、歌手たちがときには中空につり下げられて歌い、渋谷慶一郎さんの「Scary Beauty」は、アンドロイド…

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「オペラの神髄 日本にも伝えたい」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「オペラの神髄 日本にも伝えたい」という見出しの記事が載っていました。  これは、ムーティについての記事で、来年から、日本の若い音楽家たちにオペラの創作過程を公開し、指導に当たるのだそうです。  意外な感じがしましたが、ムーティは、1975年以来、150回もの公演をおこない、日本には向かい愛着を持っているということです。日本の若い音楽家たちにとっては、大きなチャンス…

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「圧巻のオペラ 映画館で」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「圧巻のオペラ 映画館で」という見出しで、METライブビューイングについての大きな記事が載っていました。  METライブビューイングは、11月2日から新シーズンが始まるということからこの記事が書かれたようです。大きな話題は、新音楽監督にヤニック・ネゼ=セガンが就任したことでしょう。まだ43歳だそうです。2009年に「カルメン」でMETデビューとあります。これは、わたし…

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新国立劇場「魔笛」 公演評

 きょうの朝日新聞夕刊に、新国立劇場の「魔笛」の公演評が載っていました。  この「魔笛」は、新制作だそうで、冒頭にウィリアム・ケントリッジの演出が強烈とあります。ザラストロと僧侶たち、夜の女王と侍女たち、この二つの勢力の対立を、映像を駆使して視線の抗争として描いたということです。ザラストロ側はプロビデンス(摂理)の目で表現され、これはキリスト教の伝統的図像だそうです。夜の女王側の目はカメラや映…

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ローマ歌劇場「椿姫」評

 きょうの朝日新聞夕刊に、ローマ歌劇場の「椿姫」の評が載っていました。  ヴァレンチノの衣装とソフィア・コッポラの演出が話題の公演だそうです。載っている写真からは、本格的な衣装という感じはわかりますが、舞台装置・小道具などはほとんど写っていないのが残念です。  冒頭はヴィオレッタが巨大な階段を下りてくるということですから、大掛かりな舞台装置だったようです。演出は、きめ細かな描写に重心があり、…

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ミンコフスキ/OEK 「ペレアスとメリザンド」

 きょうの朝日新聞夕刊に、ミンコフスキ指揮オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)のよる、ドビュッシーの歌劇「ペレアスとメリザンド」の公演評が載っていました。  最初に、「記念碑的な演奏をおこなった」とある通り、とてもすぐれた演奏だったようです。「今登場人物が居る場所の明るさ、暗さ、空気の湿り気、風の方向まで、まるでその場に居合わせているかのようにリアルに伝わる。」といいますから、たいへんなこ…

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テレビを買い替え

 テレビを買い替え、きょう届きました。  いままでのテレビは、約9年使った東芝の37C8000というモデルです。いまでも十分きれいに映っていたのですが、テレビ本体のリモコン受信機能が壊れてしまいました。本体でも操作ができないわけではないのですが、最近のものはリモコン操作でないとかなり不便です。9年というと本体の寿命も近いのではないかと思い、買い替えることにしたのです。  届いた新しいテレビは…

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ウェーバー 「狩人の合唱」

 ひさしぶりに、ウェーバーの「狩人の合唱」を聞きました。CDは、シノーポリ盤です。  この曲は、明るく前向きな感じの曲で、聞くと元気になるので、ときどき聞きたくなります。ずっとCDを持っていなかったのですが、少し前にシノーポリ盤を手に入れたので、いまはいつでも聞くことができるようになりました。  レコード時代は「魔弾の射手」の全曲盤を持っていたのですが、いまCDでは持っていません。実演でも映…

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東京・春・音楽祭 「ローエングリン」

 きょうの朝日新聞夕刊に、東京・春・音楽祭のワーグナーの歌劇「ローエングリン」の公演評が載っていました。  この公演は、ウルフ・シルマー指揮のNHK交響楽団による演奏でした。演奏会形式で、バックに映像が使われたということです。  歌手たちは、渾身の性格表現をみせたということで、なかなかすぐれたできだったようです。ローエングリンは、クラウス・フロリアン・フォークトで、その第一声から成功を予感さ…

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マスネ 歌劇「ウェルテル」

 少し前にBDを作った、マスネの歌劇「ウェルテル」見ました。  これは、ウェルテルをフアン・ディエゴ・フローレス、シャルロットをアンナ・ステファニーが歌い、コルネリウス・マイスターが指揮をしたチューリヒ歌劇場の2017年4月の公演です。  わたしは、この歌劇を初めて見ました。原作はゲーテの『若きウェルテルの悩み』ですから、ストーリーはだいたい知っていますが、細かいことは覚えていません。  …

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「ウェルテル」のBDを作成

 先日録画した、マスネ の歌劇「ウェルテル」のBDを作りました。  これは、ウェルテルをフアン・ディエゴ・フローレス、シャルロットをアンナ・ステファニーが歌い、コルネリウス・マイスターが指揮をしたチューリヒ歌劇場の2017年4月の公演です。  BDを作るにあたって見えた限りは、衣装や舞台装置などはオーソドックスな感じだったと思います。時代設定は18世紀のはずで、衣装や舞台装置などがそのころの…

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「ウェルテル」を録画

 BSプレミアムで放送された、マスネ の歌劇「ウェルテル」を録画しました。  これは、ウェルテルをフアン・ディエゴ・フローレス、シャルロットをアンナ・ステファニーが歌い、コルネリウス・マイスターが指揮をしたチューリヒ歌劇場の2017年4月の公演です。  わたしは、この歌劇のことをよく知りませんでしたが、名前からわかる通り、ゲーテの「若きウェルテルの悩み」を原作としています。ですから、物語は知…

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ハンガリー国立歌劇場の「こうもり」

 ハンガリー国立歌劇場によるヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」を見に行ってきました。  舞台装置、衣装ともにしっかりしたもので、「こうもり」では変わった演出はしにくいとは思いますが、オーソドックスな演出で、よかったです。指揮者や歌手たちは、わたしが知っている人はいませんでしたが、十分すぐれたできだったと思います。そんなこともあり、楽しく見ることができました。3幕とも50分くらいずつで…

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バイエルン国立歌劇場の「タンホイザ-」

 きょうの朝日新聞夕刊に、ペトレンコ指揮バイエルン国立歌劇場の「タンホイザ-」の公演評が載っていました。  冒頭に「観る者を震撼させる」とあるので、ちょっと驚きました。それは、主に演出で、「愛を永遠の時間の停止、すなわち死(タチトス)として解釈する。」のだそうです。そして「終幕は若い男女の朽ちていく肉体の暗黒で閉じられる。」ということです。「不条理劇のごとき演出」とも書かれています。  ペト…

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「ニュルンベルクのマイスタージンガー」のBDを作成

 先日録画したワーグナー の楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」のBDを作りました。  これは、バイロイト音楽祭2017の公演で、ハンス・ザックスをミヒャエル・フォレが、ワルター・フォン・シュトルチングをクラウス・フロリアン・フォークトが、エヴァをアンネ・シュヴァーネヴィルムスが歌い、フィリップ・ジョルダンが指揮を、バリー・コスキーが演出を担当しています。  編集しながらわかったことは…

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「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を録画

 NHK-BSプレミアムで放送されたワーグナー の楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を録画しました。  これは、バイロイト音楽祭2017の公演で、ハンス・ザックスをミヒャエル・フォレが、ワルター・フォン・シュトルチングをクラウス・フロリアン・フォークトが、エヴァをアンネ・シュヴァーネヴィルムスが歌い、フィリップ・ジョルダンが指揮を、バリー・コスキーが演出を担当しています。  歌劇を録…

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ビーチャムの「カルメン」

 『レコード芸術』に、ビゼーの歌劇「カルメン」のビーチャム盤が、シングルレイヤーSACDで再発売されたという記事が載っていました。  記事によれば、このビーチャム盤は、カルメン役にデ・ロス・アンヘレスを起用したことでその成功が約束されたはずだということです。それは、デ・ロス・アンヘレスが、「妖艶さを演技や仕草などで無理に出すのではなく、声色と歌いまわしだけで表現しきってしまう」ことができたから…

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バッティストーニ指揮 映像演出 「オテロ」

 きょうの朝日新聞夕刊に、バッティストーニ指揮、映像演出による、ヴェルディの歌劇「オテロ」についての記事が載っていました。  この公演は、9月に東京・オーチャードホールで上演されるそうです。歌手は、フランチェスコ・アニーレ(オテロ)、エレーナ・モシュク(デズデーモナ)、イバン・インベラルディ(イアーゴ)など、オーケストラは東京フィルです。  演奏会形式での上演ですが、真鍋大度さんによる「映像…

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