「ベニスに死す」

 しばらく前に録画してあった映画「ベニスに死す」を見ました。  マーラーがモデルであるとか、マーラーの交響曲第5番第4楽章の音楽が使われているとか、この映画については、少し知っていましたが、いままで見たことがありませんでした。  見終わって、単純な感想は、よくわからなかったということです。せりふが少なく、マーラーにあたるアッシェンバッハの心理が、おおざっぱには見当がつきますが、細かいところま…

続きを読む

マーラー 交響曲第8番「千人の交響曲」

 あけましておめでとうございます。ことしもよろしくお願いします。  マーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」を聞きました。CDは、ショルティ盤です。  このCDは、去年の夏に買ったものですが、これだけ長い曲なので、いままで聞くことができないでいたのです。ショルティ盤は、昔レコードで持っていて、そのレコードのジャケットと同じ写真が、CDのジャケットでは少し小さく傾いているのが懐かしい感じです…

続きを読む

マーラー 「巨人」

 マーラーの交響曲第1番「巨人」を聞きました。CDは、ワルター盤です。  このCDは、1か月前くらいに中古で買ったもので、やっと聞くことができました。ワルター盤は、この曲の決定盤的存在です。わたしにはわからなかったのですが、使用している楽譜が、現在普通に使われているものとは違っているそうです。  録音が1961年ということもあり、その音はちょっと心配でした。昔持っていたレコードの音はあまりよ…

続きを読む

マーラー 交響曲第9番

 マーラーの交響曲第9番を聞きました。CDは、バーンスタイン/ベルリン・フィル盤です。  この曲は、マーラーの交響曲のなかで、一番とっつきにくいと思います。マーラーの多くの曲では、死の観念がいつも付きまとっていると言っていいと思いますが、この曲は、曲の最後は、「死に絶えるように」という指示とともに、消え入るように終わることからも、それが一番強いと思います。また、他の曲のように、聞き終わった後、…

続きを読む

マーラー 交響曲第7番

 マーラーの交響曲第7番を聞きました。CDは、先日届いたショルティ盤です。  第7番は、「夜の歌」ともいわれます。一時はこの題名がついていないことが多かったような気がしますが、このCDにはついています。  この曲は、マズア盤を持っているのですが、それほど評価もされていないようですし、マーラーの交響曲は、2枚目を買いはじめたところでもあり、ショルティのマーラーを1枚も持っていないこともあり、こ…

続きを読む

CDが到着

 注文したCD、ショルティのマーラー交響曲第7番が無事届きました。  ポイントで注文したことから、注文と同時に決済が終わっていたとはいえ、最近は、配送が速くなったと思います。  いつもは、CDが届いても、試しにちょっと聞いてみるということはしないのですが、このCDは、1970年の録音ながら、音がいいとインターネット上の口コミに書かれていつこともあって、がまんしきれずちょっと聞いてみました。 …

続きを読む

マーラー 「嘆きの歌」

 きょうの朝日新聞夕刊に、マーラーの「嘆きの歌」についての記事が載っていました。  記事は、秋山和慶さん指揮の東京交響楽団が、マーラーの「嘆きの歌」を3部構成の初稿で演奏したということが中心で、曲のことにも触れられています。  わたしは、この曲のことをよく知りませんでした。記事によれば、「嘆きの歌」は、マーラーの若書きのカンタータで、3管編成のオーケストラにバンダ、合唱、独唱を必要とし、「あ…

続きを読む

マーラー 交響曲第2番「復活」

 マーラーの交響曲第2番「復活」を聞きました。CDは、クレンペラー盤です。  この曲は、CD初期のテンシュテット/ロンドンフィル盤(2枚組で7600円もしました。)を持っていて、何回も聞いてきました。去年の12月にも聞きました。  クレンペラーの演奏は、そのテンシュテット盤とくらべると、テンポが速いというのが第一印象です。それはとくに第1楽章で感じました。演奏時間を見てみると、テンシュテット…

続きを読む

マーラー 交響曲第4番

 マーラーの交響曲第4番を聞きました。CDは、カラヤン盤です。  この曲は、セル盤を持っていて、とくに不満もなかったのですが、もう1枚くらいほしいと思って、廉価盤のなかで比較的評価されているカラヤン盤を選びました。  カラヤンの演奏は、美術工芸品のように美しいマーラーと言われていたと思います。それには、作りすぎというニュアンスもあると思いますが、カラヤンの録音には全体的にそのような傾向がある…

続きを読む

マーラー 交響曲第5番

 マーラーの交響曲第5番を聞きました。CDは、バーンスタイン盤です。  この曲は、シノーポリ盤を持っていて、なかなか評価もいいですし、聞いてみて演奏・録音ともに不満はなかったのですが、バーンスタイン盤は、この曲の決定盤的存在ですし、ほしかった第1番との2枚組で定価1500円というお買い得な価格設定なうえに、HMVが30%引きセールをやっていたので、年末に買ったものです。  バーンスタインの演…

続きを読む

マーラー 交響曲第1番「巨人」

 マーラーの交響曲第1番「巨人」を聞きました。CDは、バーンスタイン(1987年録音)盤です。  「巨人」は、レコード時代には、ワルター盤、小澤征爾盤、オーマンディ盤(花の章つき)などを持っていて、よく聞いていました。しかし、CD時代に入ってからはアバド盤(1981年録音)しかもっていませんでした。そのアバド盤に不満があったわけではないのですが、バーンスタイン盤は、評価も高いですし、このCDは…

続きを読む

マーラー 交響曲第2番「復活」

 ひさしぶりに、マーラーの交響曲第2番「復活」を聞きました。CDは、テンシュテット/ロンドンフィル盤です。  テンシュテットの演奏は、ゆっくりめで90分近くかかりますが、きょうは時間があり、聞くことができました。この曲は、響きの強弱の差の大きさ、親しみやすい旋律、独唱・合唱が入るなど変化に富んでいて長さをあまり感じません。とくに、最後の部分はめでたしめでたしという感じで(もうちょっと重々しい感…

続きを読む

マーラー演奏の100年 Part2

 「レコード芸術」の特集「マーラー演奏の100年 Part2」を読みました。  これは、マーラーの生誕150年の2010年の11月号のPart1に続く、没後100年の2011年の12月号の特集です。取り上げられているのは、1980年以降の録音の演奏です。1980年代、1990年代、2000年代とマーラーの演奏のしかたが変わってきていることがわかりました。わたしのことですから、実際の演奏を聞いて…

続きを読む

マーラー 「子供の不思議な角笛」

 マーラーの歌曲集「子供の不思議な角笛」を聞きました。CDは、シュワルツコップ/フィッシャー=ディースカウ/セル盤です。  「子供の不思議な角笛」とは、アルニムとブレンターノによって収集されたドイツの民衆歌謡の詩集で、約600編あります。マーラーが、そのなかから12編を選んで曲をつけたものがこの歌曲集です。伴奏は管弦楽で、打楽器も多く使われているのが特徴です。  わたしは、たぶんレコード時代…

続きを読む

マーラーとアルマ

 きょうの朝日新聞夕刊に、ことし没後100年を迎えるマーラーについての記事のような広告が載っていました。  映画「マーラー 君に捧げるアダージョ」の広告のようです。「ようです。」というのは、記事のような部分には、この映画のことはまったく触れられておらず、マーラーの音楽のことやマーラーとアルマのことが書かれているだけだからです。記事のような部分とは別に、映画の広告そのものというところにも短い文章…

続きを読む

マーラー 交響曲「大地の歌」

 マーラーの交響曲「大地の歌」を聞きました。CDは、クレンペラー盤です。  この曲は、テノールとアルト(またはバリトン)の独唱を伴い、歌曲集とみることもできます。交響曲としては第9番にあたるのですが、第何番という番号が付いていないのは、マーラーが、第9のジンクスを気にしていたからといわれます。ハイドンやモーツァルトは、交響曲を何十曲も作りましたが、ベートーヴェンもブルックナーも第9番までしか作…

続きを読む

マーラー 交響曲第5番

 マーラーの交響曲第5番を聞きました。CDは、シノーポリ盤です。  この曲は、ハープを含む弦楽器だけで演奏される第4楽章が、ヴィスコンティ監督の映画「ベニスに死す」で使われたことにより、よく知られるようになりました。第1楽章は、うつろな感じのトランペットのファンファーレ(ファンファーレというと、わたしは、明るく華やかな感じを思い浮かべるのですが。)で始まる葬送行進曲です。第2楽章も第1楽章とと…

続きを読む

マーラー 交響曲第1番「巨人」

 マーラーの交響曲第1番「巨人」を聞きました。CDは、アバド盤(1981年録音)です。  この曲は、何回も改訂をされて、現在演奏されるような形になりました。この形の前には、第2楽章に「花の章」が入る5楽章のものもありました。「巨人」という名は、マーラーは、カットしてしまいましたが、ジャン・パウルの小説『巨人』に由来しています。また、同じころに作曲された「さすらう若人の歌」と共通する部分がありま…

続きを読む

マーラー 交響曲第4番

 マーラーの交響曲第4番を聞きました。CDは、セル盤です。  この曲は、オーケストラの編成が小さく、演奏時間も短く(といっても50~60分ですが)、シャンシャンという鈴の音で始まる明るい感じの曲ですから、マーラーの交響曲のなかでは、一番親しみやすい曲です。以前は「大いなる喜びへの讃歌」という題名がついていましたが、マーラーがつけたものではないせいか、最近はあまり使われないようです。、第4楽章で…

続きを読む

マーラー 交響曲第2番「復活」

 マーラーの交響曲第2番「復活」を聞きました。CDは、テンシュテット/ロンドンフィル盤です。  この曲は、オーケストラの編成も大きく、独唱・合唱をともない、演奏時間80分以上の大曲です。「復活」という題名は、第5楽章に使われているクロプシュトックの詩(ただし、マーラーがかなり手を加えています。)によっています。  マーラーは、この曲について、各楽章の内容を標題的に説明した文章を出版しましたが…

続きを読む

マーラー 交響曲第6番「悲劇的」

 マーラーの交響曲第6番「悲劇的」を聞きました。CDは、インバル盤です。  この曲は、「悲劇的」(そういう内容であるとマーラーが話したことがあるようですが、マーラーがつけた名前ではありません。)というように、あまり楽しい曲ではありません。第3楽章(マーラーは、第2・3楽章を入れ替えたり、順番については迷っていたようです。)は、おだやかな感じもありますが。第1楽章では、妻のアルマを、第2楽章では…

続きを読む

マーラー 「さすらう若人の歌」

 マーラーの「さすらう若人の歌」を聞きました。CDは、シュターデ/A.デイヴィス盤です。  「さすらう若人の歌」は、マーラーが、23~25歳にかけて作曲された歌曲集です。この曲は、マーラー自身の歌詞によっていますが、その成立には、マーラーの失恋経験が関係しています。  曲は、以下の4曲からなっています。  1.いとしい人が結婚するとき  2.朝、野をこえて行くと  3.わたしは燃えるよ…

続きを読む

マーラー 交響曲第3番

 先日買った、マーラーの交響曲第3番を聞きました。CDは、インバル盤です。  この曲は、演奏時間が1時間40分近くもある大作です。それだけ長いと、集中力が続かずに眠くなることもありますが、きょうは、お昼寝をしてから聞いたので、集中力がとぎれずにすみました。冒頭の8本のホルンによる第1主題は、起床ラッパのようなものですから、聞き始めたときはまだちょっと寝ぼけていたので、ちょうどよかったと思います…

続きを読む

マーラー 交響曲第9番

 先日買った、マーラーの交響曲第9番(インバル盤)を聞きました。  マーラーの交響曲第9番は、聞いて楽しいという曲ではありません。マーラーが、曲の最後に「死に絶えるように」と指示をしたというように(マーラーは他の曲でも同じ指示を何回かしています。)、死や諦観と言った観念に支配されているといっていいでしょう。第2楽章だけがやや明るい感じがあるくらいです。マーラーの場合、他の曲も同じように、死とい…

続きを読む

新春購入1枚目のCDはマーラー

 今年初めて購入したCDは、マーラー交響曲第9番のインバル盤です。  ちょっと購入の動機が不純で、大きなショッピングセンターに行ったときに、もう1枚駐車券がほしかったので、CDでも買っておこうと思って買ったのです。いずれ買いたいというCDは何枚もあるので、いきなりCD店に行ってもあまり困ることはありません。もちろん、このCDもそのなか1枚です。  マーラーは、レコード時代の終わりころにかなり…

続きを読む