「ワーグナー、光と影なお」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「ワーグナー、光と影なお」という記事が載っていました。  ことしは、生誕200年なので、ワーグナーのことがいろいろと取り上げられます。記事によれば、ドイツでも作品の上演が相次いでおこなわれるとともに、ワーグナーの反ユダヤ主義をナチスが政治的に利用した過去をめぐる議論も盛り上がっているそうです。  わたしは、ワーグナーとナチスのことは知っていましたが、もうすぐ戦後70…

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「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死

 ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」の第1幕への前奏曲と愛の死を聞きました。CDは、カラヤン盤です。  これらの曲は、クレンペラー盤を持っていますし、「トリスタンとイゾルデ」のDVDを持っているのですが、ちっともわからないという感じです。あこがれの動機、愛の動機、運命の動機、愛と死の動機といったものが使われているので、それらの区別がちゃんとできればもっとわかるのかもしれません。  カラ…

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「タンホイザー」序曲

 ワーグナーの歌劇「タンホイザー」序曲を聞きました。CDは、カラヤン盤です。  このカラヤン盤は、2枚組のお買い得盤です。レコード時代も同じ2枚組を持っていました。当時は2枚組3000円でもとてもお買い得でした。それがいまは1980円で、20%引きになったりするのですから、ありがたいことです。  このCDには、「タンホイザー」序曲が、1974年の録音のものだけでなく、レコードには収録されてい…

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「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲

 ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲を聞きました。CDは、先日届いたカラヤン盤です。  この2枚組のワーグナー管弦楽曲集を買ったのは、この「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲が聞きたかったからといってもいいくらいです。というのは、この曲は、ワーグナーの曲のなかでもっとと好きな曲の一つで、クレンペラー盤を持っていて、演奏に不満はないのですが、音が…

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はじめてのワーグナー

 きょうの朝日新聞朝刊の「はじめての」コーナーにワーグナーが取り上げられていました。  ワーグナーが取り上げられたのは、やはり、今年生誕200年という関係なのでしょう。書かれている内容は、だいたいわたしが知っていることでしたが、「台本、作曲、演出、照明、演奏」を1人でやってしまうのですから、やはり、ワーグナーはとてつもない作曲家というか芸術家だったのだということを改めて感じます。そして、ただ、…

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ミラノ・スカラ座の「ローエングリン」

 年末に放送され、DVDを作ったミラノ・スカラ座によるワーグナーの歌劇「ローエングリン」をようやく見ました。  わたしは、「ローエングリン」を2011年夏のNHKの放送(DVDも作りました。)で初めて見ました。それは、バイロイト音楽祭の公演で、人々がネズミというなんだかよくわからない演出でしたし、最後に登場するゴットフリートが、へその緒を巻きつけた胎児の姿でちょっと不気味な感じでした。  今…

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ワーグナー 歌劇「ローエングリン」第3幕

 ワーグナーの歌劇「ローエングリン」第3幕を見ました。  第3幕は、エルザと騎士の寝室、スヘルデ河のほとりが舞台です。エルザと騎士は結婚し、その夜、寝室で2人きりになります。騎士は、疑念を抱かぬようにと言うのですが、逆にエルザは、不安から誓いを破って、騎士の名前と身分を教えてほしいと言ってしまうのです。そこへテルラムントが、いきなり入ってきて2人をおそおうとしますが、逆に騎士がテルラムントを倒…

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ワーグナー 歌劇「ローエングリン」第2幕

 ワーグナーの歌劇「ローエングリン」第2幕を見ました。  第2幕は、アントウェルペン城が舞台です。決闘には負けましたが、命は助けられ、追放となったテルラムントは、エルザに弟殺しの罪をなすりつけようと言ったのはお前だ、と妻のオルトルートに文句を言っています。オルトルートは、復讐を誓い、エルザにとりいって同情を誘うのと同時に、白鳥の騎士にその身分を明かさせるようにそそのかします。騎士がブラバント公…

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ワーグナー 歌劇「ローエングリン」第1幕

 ワーグナーの歌劇「ローエングリン」第1幕を見ました。  これは、8月にNHK-BSプレミアムで生中継されたバイロイト音楽祭の公演です。  第1幕は、アントウェルペンのスヘルデ河のほとりが舞台です。ブラバント公国に、ドイツ国王ハインリヒ1世が、兵士を募るためにやってきます。ブラバント公国では大公が死去し、混乱していました。ハインリヒ1世が事情を問うと、伯爵テルラムントは、大公の娘エルザは跡継…

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イスラエル室内管 バイロイトでワーグナーを演奏

 イスラエル室内管弦楽団が、バイロイトでワーグナーを初めて演奏したそうです。  きょうの朝日新聞朝刊にその記事が載っていました。ワーグナーの音楽は、「ヒトラーに愛されたため、イスラエルではタブー視される。」ということは、わたしも知っていましたが、ワーグナー自身が「反ユダヤ思想の持ち主だった」ということは知りませんでした。  そういう過去があれば、イスラエル人やユダヤ人に、ワーグナーに対する拒…

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「トリスタンとイゾルデ」 第3幕

 ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」第3幕を見ました。  第3幕は、トリスタンの城です。一命をとりとめたトリスタンは、クルヴェナールによって自分の城に運ばれてきたのです。意識を取り戻したトリスタンに、クルヴェナールは、早くよくなってくださいと言います。クルヴェナールが、コーンウォールへイゾルデを迎えに行かせたことを伝えると、トリスタンは、イゾルデの船がやってきたと幻覚を見ます。しばらくし…

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「トリスタンとイゾルデ」 第2幕

 ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」第2幕を見ました。  第2幕は、マルケ王の城です。マルケ王は、夜、狩りに出かけます。ブランゲーネが、今夜はトリスタンと会うのをやめたほうがいいと言うのも聞かず、イゾルデは、トリスタンに合図をするようにと言います。やってきたトリスタンと、イゾルデは、熱い抱擁を交わし、愛について長く語り(歌い)あいます。ブランゲーネの叫び声とともに、クルヴェナール(トリス…

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「トリスタンとイゾルデ」 第1幕

 ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」第1幕を見ました。この公演は、バイロイト音楽祭2009のもので、先日、DVDを作りました。  第1幕は、航海中の船のなかです。イゾルデ(アイルランドの王女)は、マルケ王(コーンウォール王)に嫁ぐために船でコーンウォールに向かっています。その船を操縦しているのが、トリスタン(マルケ王の甥でコーンウォールの騎士)です。イゾルデは、ブランゲーネ(侍女)に、ト…

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ショルティ 「ニュー・ワーグナー・デラックス」

 ショルティの「ニュー・ワーグナー・デラックス」を聞きました。  ショルティは、1950年代末から「ニーベルングの指環」の画期的な全曲盤を完成させました。この「ニュー・ワーグナー・デラックス」は、「ニーベルングの指環」のなかからわずかに6曲が選ばれているだけですが、「ニュー」とついているのは、その全曲盤に対してということだと思います。  1982年の録音で、発売された当時は、演奏も評価されて…

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ワーグナー ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲

 ワーグナーのニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲を聞きました。CDは、クレンペラー盤です。  ニュルンベルクのマイスタージンガーは、ワーグナーの作品のなかではめずらしく、魔法的な要素がなく、喜劇的な内容で、ハッピーエンド的な作品です。そのせいだと思いますが、この前奏曲も、明るく堂々とした祝典的な曲です。そんな曲なので、わたしは、以前は、正月にその年に初めて聞く曲としてよく選んだものです。…

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