『ロジェストヴェンスキー、「シャルク版」の奇跡』

 『レコード芸術』の連載「旬の音盤ためつすがめつ」で、『ロジェストヴェンスキー、「シャルク版」の奇跡』という見出しの記事を読みました。  これは、ロジェストヴェンスキー指揮読売日響によるブルックナーの交響曲第5番のライブ録音盤についての記事です。演奏会は、スクロヴァチェフスキが指揮する予定でしたが、亡くなってしまったので、ロジェストヴェンスキーが代役となりました。第5番は当初のプログラムだった…

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「樋口隆一先生が語るブルックナー、ノヴァーク」

 『レコード芸術』に「樋口隆一先生が語るブルックナー、ノヴァーク」という見出しの記事が載っていました。  これは、『ブルックナー研究』というノヴァークの論文集を訳した樋口さんのインタビュー記事です。ブルックナー研究をすることになったいきさつから始まり、ノヴァークの仕事ぶりの話になります。  それを読んで感心してしまいました。ノヴァークが、ブルックナーの楽譜の校訂をしたということは知っていまし…

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ブルックナー 交響曲第8番

 ブルックナーの交響曲第8番を聞きました。CDは、カラヤン/ベルリン・フィル盤です。  この曲は、1時間半近いので、なかなか聞くことができないのですが、ブルックナーの交響曲のなかでは一番好きな曲です。大きな力のようなものを感じるので、元気が出るのです。そういう点では、年の初めにふさわしい気がします。  とくに、第4楽章終結部のいくつもの主題が重ね合わさって壮大なクライマックスを築いて終わると…

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ブルックナー 交響曲第5番

 あけましておめでとうございます。ことしもよろしくお願いします。  ブルックナーの交響曲第5番を聞きました。CDは、カラヤン盤です。  最近は、忙しいこともあって、これだけ長い曲を聞くのは久しぶりです。きょうは、時間があったので、どの曲を聞こうかと考えたときに、この曲をすぐに思いつきました。というのは、この曲は、ブルックナーの交響曲のなかで第8番とともに好きな曲で、オーケストラの編成はそ…

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ブルックナー 交響曲第6番

 ブルックナーの交響曲第6番を聞きました。CDは、ヨッフム/バイエルン放送響盤です。  先日読んだ、「レコード芸術」の特集「ブルックナー 交響曲の大海へ」の各曲の解説のなかで一番印象に残ったのがこの第6番です。この曲は、第3番以降の交響曲のなかでは「地味」であまり人気がない曲ではないかと思います。わたしもあまり印象がないのです。  しかし、解説に、各楽章とも一見地味のようでいてすぐれた特徴を…

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「ブルックナー 交響曲の大海へ」

 「レコード芸術」の特集「ブルックナー 交響曲の大海へ」を読みました。  この特集は、演奏の変遷や各交響曲の解説とCDの紹介で構成されています。わたしがほとんど知らない初期交響曲(第2番まで)の解説や、いまだによくわからない版(稿)の問題など興味深く読みました。  ブルックナーの交響曲の魅力について「壮麗なゴシック教会を思わせる音響の大伽藍、深い森の奥に分け入るような幽玄なアダージョ」と書か…

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ブルックナー 交響曲第9番

 ブルックナーの交響曲第9番を聞きました。CDは、カラヤンのブルックナーの交響曲全集です。  この曲は、未完成というのが残念ですが、聞き終わって、物足りないという感じはあまりありません。最後の第3楽章は、アダージョということもあって、終結部は、他の交響曲のように各楽章の主題が重なり合った壮大なものではなく、静かに終わります。そういう点では、ブルックナーらしくないともいえますが、最後の曲としてふ…

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ブルックナー 交響曲第8番

 ブルックナーの交響曲第8番を聞きました。CDは、カラヤンのブルックナーの交響曲全集です。  ブルックナーの交響曲第8番は、長い曲ですが、わたしは、ブルックナーの交響曲のなかで一番好きな曲です。それは、第4楽章冒頭の勇ましい感じ(ここは、コサックや軍楽隊を表現しているようです。)と、第4楽章終結部のいくつもの主題が重ね合わさって壮大なクライマックスを築いて終わるところなどがすばらしいからです。…

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ブルックナー 交響曲第7番

 ブルックナーの交響曲第7番を聞きました。CDは、カラヤンのブルックナーの交響曲全集です。  カラヤンのブルックナー交響曲第7番といえば、いまではカラヤン最後の録音となったウィーンフィルとのCDが有名ですが、このCDそれ以前のベルリンフィルとの1975年録音です。わたしは、レコード時代、1970・71年録音のEMI盤を持っていました。  この演奏は、カラヤンらしく美しくみがきぬかれた演奏とい…

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ブルックナー 交響曲第6番

 ブルックナーの交響曲第6番を聞きました。CDは、カラヤンのブルックナーの交響曲全集です。  ブルックナーの交響曲第6番は、レコード時代には持っていましたが、CDは少し前にヨッフム盤を買ってから2回しか聞いていないので、明るい感じの曲だなというくらいしか、まだあまり印象がありません。第4・5・7・8・9番にくらべると、あまり特徴がない気がします。聞き終わっても、その旋律が口笛に出てくるような曲…

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ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」

 ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」を聞きました。CDは、カラヤンのブルックナーの交響曲全集です。  カラヤンの「ロマンティック」といえば、わたしは、レコード時代、1970年録音のEMI盤を持っていました。もうその演奏は覚えていませんが、このDG盤のほうがテンポが速いようです。都会的に洗練されたブルックナーといわれていたと思いますが、わたしには、よくわかりませんでした。  わたしが…

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ブルックナー 交響曲第3番

 ブルックナーの交響曲第3番を聞きました。CDは、先日届いたカラヤンのブルックナーの交響曲全集です。  第3番は、少し前にクーベリック盤を買ったのですが、例によってよくわからないくせに、なんだかピンとこなかったのです。それでも第3番は、大好きというほどではなかったので、他のCDを考えていなかったのですが、カラヤンの全集を買うことができたので、別の演奏も聞くことができました。  カラヤンの演奏…

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ブルックナー 交響曲第5番

 明けましておめでとうございます。ことしもまたよろしくお願いいたします。  最近は、なにかと厳しいことが多い世の中ですが、ことしがみなさんにとってよい1年になりますように。  ブルックナーの交響曲第5番を聞きました。CDは、先日届いたカラヤンのブルックナーの交響曲全集です。  先日書いたように、第5番は、インバル盤を持っていて、悪くはないのですが、もうちょっと違ったCDがほしいと思い、…

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ブルックナー 交響曲第8番

 ブルックナーの交響曲第8番を聞きました。CDは、ジュリーニ盤です。  この曲は、演奏時間の長いブルックナー交響曲のなかでも、最も長い部類に入る大曲です。ですから、なかなか聞く時間がとれないのですが、ブルックナーの交響曲なかでも、わたしの一番好きな曲です。なかでも第4楽章は、勇ましい感じで始まるところや、終結部の圧倒的迫力がすばらしいと思います。また、おそめのテンポの楽章があまり好きでないわた…

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カラヤンのブルックナー交響曲全集購入を検討中

 カラヤンのブルックナー交響曲全集を買うことを検討しています。  ブルックナーの交響曲第5番は、インバル盤を持っているのですが、よくわからないながらも一味足りないような気がしていて、CDをさがしていたら、カラヤンの交響曲全集を見つけたのです。輸入盤ですが、なんと9枚組で3600円ちょっとなのです。ブルックナーの交響曲は、第1番・第2番をまだ持っていないので、その点でもちょうどいいと思いました。…

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ブルックナー 交響曲第9番

 ブルックナーの交響曲第9番を聞きました。CDは、ハイティンク盤です。  この曲は、ブルックナー最後の交響曲で、残念ながら、第3楽章までしか完成せず、ブルックナーの死によって未完成に終わってしまいました。第3楽章まででも、演奏時間は60分を超える大作です。ブルックナーは、この曲が完成しなかった場合は、第3楽章の後にテ・デウムを演奏するように言ったといわれますが、現在、実演にしてもCDにしても、…

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ブルックナー 交響曲第6番

 ブルックナーの交響曲第6番を聞きました。CDは、先日届いたヨッフム/バイエルン放送響盤です。  この曲は、ブルックナーの交響曲のなかでは、演奏時間がやや短く(ヨッフム盤で約55分)、楽譜の版の問題もほぼなく、ちょっと異色といっていいかもしれません。そのせいか、第3番以降の交響曲のなかでは、それほど人気がない曲のようです。  わたしは、レコード時代以来何十年ぶりかに聞きました。まず、冒頭のは…

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ブルックナー 交響曲第3番

 ブルックナーの交響曲第3番を聞きました。CDは、届いたばかりのクーベリック盤です。 この曲は、「ワーグナー」という名前で呼ばれることもありますが、最近は以前よりも使われなくなったようです。クーベリック盤にもその表記はありません。「ワーグナー」という名前は、ブルックナーも使っていたようですが、尊敬するワーグナーに献呈したことと、ワーグナーの音楽からの引用がたくさんあることによります。ただ、ワ…

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ブルックナー 交響曲第5番

 ブルックナーの交響曲第5番を聞きました。CDは、インバル盤です。  この曲は、ブルックナーが、対位法的交響曲と呼んでいたそうですが、「コラール風」・「カトリック風」ともいわれるように、対位法の書法のみごとな仕上がりと、コラール風楽句の美しさがすばらしいといわれます。  わたしにはそれらのことはよくわかりませんが、オーケストラの編成はそれほど大きくないのに、大建築のような感じがする曲で、第4…

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ブルックナー 交響曲第7番

 ブルックナーの交響曲第7番を聞きました。CDは、ジュリーニ盤です。  ブルックナーの交響曲は、かなり好きなのですが、どれも演奏時間が長く、最近はなかなか聞くことができません。たまに時間があっても、第5・8・9番を選ぶことが多く、第7番はほんとうにひさしぶりに聞きました。少し前に第4番「ロマンティック」もひさしぶりに聞きましたが。  第7番は、一般には、第1楽章のわかりやすい主題、第2楽章の…

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ブルックナー 「ロマンティック」

 ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」を聞きました。CDは、クーベリック盤です。  ブルックナーの交響曲は、かなり好きなのですが、どれも演奏時間が長く、最近はなかなか聞くことができません。たまに時間があっても、第5・8・9番を選ぶことが多く、「ロマンティック」はほんとうにひさしぶりに聞きました。  ブルックナーの交響曲は、大編成の迫力、たびたび登場する金管楽器ファンファーレ、スケルツ…

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ブルックナー 交響曲第8番

 ひさしぶりにブルックナーの交響曲第8番を聞きました。最近は、なかなか長い曲を聞くことができないのですが、なんとか全曲を聞くことができました。  前に書いたと思いますが、大編成のオーケストラ曲も好きなので、ブルックナー、マーラーも好きです。ブルックナーでは、この交響曲第8番が一番好きです。初めは、勇ましい感じの第4楽章にひかれて好きになったのですが、今は静かな第3楽章も好きです。これは、わたし…

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