「作りこまれた細部が雄弁に」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「作りこまれた細部が雄弁に」という見出しの記事が載っていました。  この記事は、チョン・ミョンフン/東京フィルによる演奏会形式の「カルメン」の公演評です。指揮台に飛び乗るのと同時に、場内に響き渡った一撃で、サントリーホールがヨーロッパのオペラハウスになったといいます。冒頭から魅力的な音楽だったようです。オペラ指揮者としてパリで長らく活躍したチョンだけに、さすがに細部ま…

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久石譲 インタビュー

 『レコード芸術』で、久石譲さんのインタビュー記事を読みました。  久石さんと言えば、最近のクラシック音楽界では、ベートーヴェンの交響曲の演奏が大きな話題です。その交響曲全集は、レコード・アカデミー賞の特別賞にも輝いています。  そのベートーヴェンの交響曲の演奏に関して、戦後の日本では、ドイツ的な重い表現が主流で、同じようなアプローチをしても意味がないので、作曲家としての視点でもう一度スコア…

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石丸由佳 インタビュー

 『レコード芸術』で、石丸由佳さんのインタビュー記事を読みました。  石丸さんは、これからの日本オルガン界をけん引してくれるであろうというオルガニストです。冒頭、自分が東京芸大に行ったことはまちがいだったとずっと思っていたということが語られます。というのは、クラシックのことを何も知らいで入ってしまったので、周りの子の話題についていけなかったのだといいます。新潟から東京に出てきて、こんなにさまざ…

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ワルターの全ステレオ録音SACD化第3弾

 『レコード芸術』に、ワルターの全ステレオ録音SACD化第3弾についての記事が載っていました。  第3弾は、ブルックナーとワーグナーだそうです。ブルックナーは、交響曲第4番・第7番・第9番、ワーグナーは、序曲・前奏曲などです。  解説書も充実しており、全84ページからなり、ワルターがアメリカ・ブルックナー協会の機関誌に寄稿した「ブルックナーとマーラー」という論文や彼が1956年に語り下ろした…

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ペトレンコの「悲愴」をレコードで

 『レコード芸術』の連載「LP藝術」は、ペトレンコの「悲愴」が取り上げられていました。  この演奏は、ベルリンフィルの音色が深く、しっとりと落ち着いており、合奏の練度は天衣無縫だといいます。メンバーはみな、芸術の高みを目指して、その技量と音楽性のすべてを楽曲に捧げつくしているということです。その演奏を、微妙な音色変化や繊細な合奏、楽器バランスの妙やダイナミクスの幅広さをみごとに刻み込んだLPで…

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「デジタルコンサートホール10周年」

 『レコード芸術』で、「デジタルコンサートホール10周年」という見出しの記事を読みました。  これは、その名の通り、ベルリンフィルのデジタルコンサートホールが10周年を迎えたことについての記事です。もうそんなにたつのかと思いました。現在の登録ユーザー数は、100万人を超え、有料会員は3万5千人で、そのうち2割は日本からのアクセスだということです。各国の人口ということを考えると、日本人は熱心だと…

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ジョージ・ロンドン

 『レコード芸術』のアニヴァーサリー演奏家のコーナーで、ジョージ・ロンドンの記事を読みました。  ロンドンは、ことし生誕100年を迎えたアメリカのバス・バリトン歌手です。本名は、ジョージ・バーンスタインで、日本語だとレナード・バーンスタインと姓が同じ表記になってしまいます。だからというわけではないと思いますが、第二次世界大戦中はジョージ・バーンソンと名乗り、1946年、芸名をロンドンと変えるの…

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「凄みのある統率 時代の子・リヒター」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「凄みのある統率 時代の子・リヒター」という見出しの記事が載っていました。  これは、リヒターの新譜が3点登場したことに関する記事です。もちろん新録音はあり得ないので、過去のライブ録音で、ミュンヘン・バッハ合唱団&管弦楽団を率いての1969年の来日公演からバッハのミサ曲ロ短調と「マタイ受難曲」、1979年のパリのノートルダム大聖堂でのバッハのみによるオルガンリサイタル…

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オーディオリプラス RCS-25HR

 『レコード芸術』のオーディオコーナーで、オーディオリプラスのRCS-25HRの紹介記事を読みました。  RCS-25HRは、26000円というカートリッジスペーサーです。26000円は、高いなと思いましたが、この価格は安すぎるくらいだということです。というのは、その効果がすばらしいからで、実際に体験しないと信じられない変化率だといいます。  メーカーの説明では、石英自体の超音速振動処理能力…

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トライオード MUSASHI

 『レコード芸術』のオーディオコーナーで、トライオードのMUSASHIの紹介記事を読みました。  MUSASHIは、58万円という真空管プリメインアンプです。真空管アンプでありながら、出力は100W+100W (8Ω)もあります。それは、KT150という真空管を使って回路形式にAB級プッシュプルを採用しているからのようです。さらに、電源部もしっかりしているようで、パワーアンプとしても使うことが…

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スタックス SRM-700T・700S

 『レコード芸術』のオーディオコーナーで、スタックスのSRM-700T・700Sの紹介記事を読みました。  SRM-700T・700Sは、それぞれ約30万円という、静電型ヘッドフォン専用のドライバーユニットです。700Tは真空管、700Sは半導体を使っているのが違いです。  ヘッドフォンとの相性もあるようです。700Tは、真空管からイメージする通りの潤いと柔らかさをたたえ、微細な音まできめ細…

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Studio ftn Score Editor アップデート

 Studio ftn Score Editor にアップデートがありました。  主な変更点は、zip 解凍のみのセットアップ方法に加え、従来の固定した場所(Program Files)へのインストールも可能にし、固定した場所へのインストールは、管理者だけでなく、標準ユーザでも可能になるようセットアップ方法を追加、セットアップ条件を記憶し、バージョンアップの時にOKボタンを押すだけでセットアッ…

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ヤマハ GT-5000

 『レコード芸術』のオーディオコーナーで、ヤマハのGT-5000の紹介記事を読みました。  GT-5000は、60万円というレコードプレーヤーです。レコードがまた見直されていることから、プレーヤーも多く発売されるようになってきました。ヤマハもかつてGT-2000などのすぐれたプレーヤーを発売しており、しばらく前にピュアオーディオにも力を入れてきましたから、高級レコードプレーヤーの復活が予想され…

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「異端を超えて 扉ひらく」

 きょうの朝日新聞朝刊に、「異端を超えて 扉ひらく」という見出しの記事が載っていました。  これは、昨年、21年ぶりに新録音を発売したイーヴォ・ポゴレリチについての記事です。現在、来日公演中だそうです。バッハ、ベートーヴェン、ショパン、ラヴェルと、時代も様式も異なる4人の大作曲家に光を当てるものだということです。多様な個性がどのように内的にかかわり、有機的に歴史を編んできたかを、聴衆に自ら能動…

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「緻密でゴージャス 挾間美帆のジャズ」

 きょうの朝日新聞夕刊に、「緻密でゴージャス 挾間美帆のジャズ」という見出しの記事が載っていました。  挾間美帆さんのことは、どこかで読んだことがあるような気がしますが、はっきりとは覚えていません。ジャズの演奏者だけではなく、作・編曲家、指揮者、プロデューサーとしての活躍も広がっているようです。自身の楽団とのアルバム「ダンサー・イン・ノーホエア」がアメリカ・グラミー賞にノミネートされたというこ…

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ラックスマン CL-1000

 『レコード芸術』のオーディオコーナーで、ラックスマンのCL-1000の紹介記事を読みました。  CL-1000は、160万円という真空管プリアンプです。アナログ・オーディオのノウハウを洗練された手法で投入し、ひじょうに高い完成度の再生音を獲得したということです。  懐古的な視点で真空管を選ぶのではなく、現代のソースが要求する基本性能を確保したうえで、ソリッドスタートでは得られない音色や響き…

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追悼 ミレッラ・フレーニ

 きょうの朝日新聞朝刊に、ミレッラ・フレーニの訃報が載っていました。  フレーニが亡くなったことをイタリアのメディアが9日報じたということです。何日に亡くなったかということは書かれていませんでした。84歳だったそうです。  2005年に引退した後は、モデナの歌劇場などで、後進の指導にあたっていたということですが、昨年、健康上の理由で中止すると発表し、療養していたそうです。  フレーニは、1…

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アキュフェーズ E-800

 『レコード芸術』のオーディオコーナーで、アキュフェーズのE-800の紹介記事を読みました。  E-800は、98万円というプリメインアンプです。アキュフェーズは、2022年に創立50周年を迎えるということで、E-800は、記念モデル第1弾のプリメインアンプの最上位機種にあたり、既存モデルのアップデートではなく、まったくに新規開発モデルです。  純A級動作で、出力は、50W×2(8Ω)という…

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ディナウディオ Confidence50

 『レコード芸術』のオーディオコーナーで、ディナウディオのConfidence50の紹介記事を読みました。  Confidence50は、ペアで370万円というトールボーイ型スピーカーです。以前に書いたConfidence30の上位機種です。16年ぶりの新しいツイーターというエソター3を搭載し、ウーハーも新型になっています。バッフルの素材も新しく、その形状も入念に研究されたものだということです…

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デノン DSD-SX1Limited

 『レコード芸術』のオーディオコーナーで、デノンのDSD-SX1Limitedの紹介記事を読みました。  DSD-SX1Limitedは、75万円というSACDプレーヤーです。約4年をかけて、オリジナル機に変更を加えて仕上げたといいます。400か所に及ぶ変更を加えて、めざす音へのチューニングをおこなっているということです。変更点の多くはコンデンサーなど温室に関わる部品の交換であり、そのなかには…

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