ブッシュ弦楽四重奏団のリマスタリング盤

 『レコード芸術』の「LP藝術」のコーナーに、ブッシュ弦楽四重奏団によるベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲のリマスタリング盤が取り上げられていました。
 この演奏は、1933~37年の録音で、野村あらえびす著『名曲決定盤』で絶賛されていたものだそうです。
 CD時代に入ると、その演奏は色あせて見えてしまいます。CDの音が貧弱だったからです。SPにつきもののスクラッチ・ノイズを当時のデジタル技術で除去しようとすると、どうしても音が硬くなり、彼らのやわらかくしなやかな音の魅力が大部分失われてしまっていたといいます。
 しかし、今回のリマスタリングによるレコードは、やわらかくしなやかな音を再現するとともに、高域まで音が伸びてリアルさを増し、スクラッチ・ノイズもほとんど気にならないレベルまで低減されていたというのです。
 つまり、現在のリマスタリング技術では、以前はできなかったスクラッチ・ノイズの低減と自然な音の両立ができるようになったということなのです。技術の進歩とはたいしたものだと思います。

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