ハイドン トランペット協奏曲変ホ長調

 ハイドンのトランペット協奏曲変ホ長調を聞きました。CDは、アンドレ/グシュルバウアー盤です。  この曲は、たぶんレコード時代にも持っていて聞いたことがあると思うのですが、まったく覚えていません。なので、初めて聞いたようなものです。  アンドレ/グシュルバウアー盤は、昔からこの曲の決定盤的存在です。アンドレの録音は、ほかにもありますが、この録音が全盛期の記録といえるものです。ただ、そのよさが…

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ハイドン 「セレナード」

 ハイドンの弦楽四重奏曲第17番「セレナード」を聞きました。CDは、イタリア弦楽四重奏団盤です。  この曲は、ハイドンの作とされてきましたが、最近の研究では、ハイドンの作ではなく、ホフシュテッターの作とされています。ホフシュテッターは、オーストリアの聖職者で、作曲もおこなうハイドンの崇拝者で、ハイドンの様式にならって作曲をしており、この曲は、出版のときにハイドン作曲とされてしまい、それが定着し…

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ハイドン 「五度」

 ハイドンの弦楽四重奏曲第76番「五度」を聞きました。CDは、イタリア弦楽四重奏団盤です。  この曲は、有名な「皇帝」などとともに、エルデーディ伯爵に献呈されたことから「エルデーディ四重奏曲」といわれる6曲のうちの1曲です。「五度」という名前の由来は、第1楽章第1主題に五度の音型があらわれ、それが楽章全体で用いられていることによります。  イタリア弦楽四重奏団の演奏は、他の曲と同じように十分…

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ハイドン 「皇帝」

 ハイドンの弦楽四重奏曲第77番「皇帝」を聞きました。CDは、イタリア弦楽四重奏団盤です。  この曲は、アマデウス弦楽四重奏団盤を持っているのですが、「皇帝」以外に、まだ持っていないハイドンの弦楽四重奏曲が3曲入っていることもあり、「皇帝」は往年の名盤として知られたものだということもあって、買うことにしました。  ハイドンの弦楽四重奏曲のなかでもっとも知られた曲である「皇帝」の名前の由来は、…

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ハイドン 「ひばり」

 ハイドンの弦楽四重奏曲第67番「ひばり」を聞きました。CDは、イタリア弦楽四重奏団盤です。  この曲は、エステルハージ侯の宮廷楽団のヴァイオリニストをしていたヨハン・トストからの依頼によって作られた曲です。「ひばり」という題名は、第1楽章の第1主題がひばりの鳴き声に似ているために付けられたものです。明るくのびやかな感じの曲です。  イタリア弦楽四重奏団の演奏は、ゆったりしたテンポで、各楽器…

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ハイドン 「驚愕」

 ひさしぶりにハイドンの交響曲第94番「驚愕」を聞きました。CDは、マリナー盤です。  この曲を聞くと、改めてハイドンはおもしろい人だったのだなと思います。第2楽章で突然響く大音量の和音は、やはりびっくりします。そして、それだけでなく、各楽章の旋律は、親しみやすいもので、やはり、名曲だと思います。  ひさしぶりに聞いてみようと思ったのは、最近、CDを聞くと、いい気持ちになってついうとうとして…

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ハイドン チェロ協奏曲第2番

 ハイドンのチェロ協奏曲第2番を聞きました。CDは、先日とどいたフルニエ/バウムガルトナー盤です。  この曲は、ボッケリーニのチェロ協奏曲とともに、古典派のチェロ協奏曲の代表作といえるものです。ハイドンが楽長を務めていたエステルハージ侯の楽団のチェロ奏者クラフトのために書かれたようですが、20世紀になるまで、この曲は、息子の証言もあり、クラフトが作曲した作品と思われていました。しかし、1954…

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ハイドン 「驚愕」

 ハイドンの交響曲第94番「驚愕」を聞きました。CDは、マリナー盤です。  この曲は、「驚愕」という名前のエピソードとともに、ハイドンの作品のなかでも最も知られたものではないでしょうか。「驚愕」という名前は、ハイドンがつけたものではありませんが、当時から使われていたようです。第2楽章で突然響く大音量の和音。たしかにびっくりします。第2楽章は、緩徐楽章で静かでゆったりした音楽が普通です。そのおか…

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ブリュッヘンの「ハイドン・プロジェクト」

 古楽器の指揮者として知られるフランス・ブリュッヘンが新日本フィルをひきいて「ハイドン・プロジェクト」に取り組んでいるそうです。  オラトリオの「天地創造」、交響曲の「ロンドン・セット」を演奏するそうですが、新日本フィルですから、当然、モダン楽器による演奏になります。ブリュッヘンといえば、やはり、古楽器のイメージが強いので、ちょっと意外な感じがしてしまいます。  「ハイドン・プロジェクト」に…

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ハイドン 交響曲第103番「太鼓連打」

 ハイドンの交響曲第103番「太鼓連打」を聞きました。CDは、きのうと同じカラヤン/ウィーンフィル盤です。  「太鼓連打」という名前は、のちにつけられたものですが、それは第1楽章冒頭がティンパニのトレモロという、いままでにあまり例がないような始まり方をするからです。わたしは、この曲を初めて聞いたとき、この名前にだまされたような気がしてがっかりしたものです。というのは、わたしは、ティンパニの音が…

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ハイドン 交響曲第104番「ロンドン」

 ハイドンの交響曲第104番「ロンドン」を聞きました。CDは、カラヤン/ウィーンフィル盤です。  この曲は、交響曲の父といわれたハイドンの最後の交響曲です。第93番からこの第104番までの12曲を「ロンドン交響曲」とか「ザロモン・セット」といいますが、この曲だけ「ロンドン」といわれるのは、後世につけられたもので、あまり意味はないようです。  このカラヤン/ウィーンフィル盤は、レコードでも持っ…

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ハイドン 「皇帝」

 ハイドンの弦楽四重奏曲第77番「皇帝」を聞きました。CDは、アマデウス弦楽四重奏団盤です。  「皇帝」という名がついているのには、次のようなエピソードがあります。  ハイドンは、イギリス滞在中に、イギリス人がなにかと国歌を斉唱するのを聞いてうらやましく思っていました。イギリスから戻ってくると、オーストリアではナポレオンに攻撃され、人々が元気をなくしていました。それを見たハイドンは、人々を元…

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ハイドン 「軍隊」

 ハイドンの交響曲第100番「軍隊」を聞きました。CDは、マリナー盤です。  「軍隊」という呼び名は、初演当時から使われていたようですが、第2楽章でトライアングル・シンバル・大太鼓など軍隊で用いられていた打楽器が使われていたからつけられたようです。これは今聞いても特徴的です。いつか書きましたが、わたしは、大好きなモーツァルトの交響曲でも第2楽章では退屈してしまうことがあるのですが、この「軍隊」…

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