ラヴェル 歌劇「こどもと魔法」

 しばらく前にDVDを作った、ラヴェルの歌劇「こどもと魔法」をようやく見ました。  これは、小澤征爾さんの完全復帰の舞台となったサイトウ・キネン・フェスティバル松本2013における上演です。その取り組みの様子などはドキュメンタリーで見ました。  あらすじは、次のようなものです。子どもが、勉強に飽きてしまい、いたずらを始めます。そのいたずらにも飽きると、ソファーに座ろうとします。すると、ソファ…

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ラヴェル 「ダフニスとクロエ」

 ラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲を聞きました。CDは、クリュイタンス盤です。  ラヴェルの管弦楽曲は、昔からクリュイタンス盤が決定盤的存在です。そのクリュイタンス盤は、レコード時代も持っていましたが、CDでは、少し前に2枚組の輸入盤を買い、この「ダフニスとクロエ」以外が収録されていました。ですから、この「ダフニスとクロエ」でクリュイタンスのラヴェルの管弦楽曲がそろったのです。 …

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ラヴェル マ・メール・ロア

 ラヴェルの「マ・メール・ロア」を聞きました。CDは、クリュイタンス盤です。  この曲は、「マザー・グース」を題材にして、まずピアノ連弾用の組曲として作曲されました。次に、これにもとづいて管弦楽用組曲が作られ、そして、バレエ音楽が作られました。クリュイタンス盤は、バレエ版です。  バレエ版は、ピアノ版・管弦楽用組曲版の5曲と違って、曲を追加したり、順番を入れ替えたりして、前奏曲、紡車の踊りと…

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ラヴェル クープランの墓

 ラヴェルの組曲「クープランの墓」を聞きました。CDは、クリュイタンス盤です。  この曲は、6曲(プレリュード・フーガ・フォルラーヌ・リゴドン・メヌエット・トッカータ)からなるピアノ組曲として作曲されました。のちにそれをラヴェル自身が、4曲(プレリュード・フォルラーヌ・メヌエット・リゴドン)を選び、順序も変えて管弦楽組曲に編曲しました。クリュイタンス盤は、当然管弦楽組曲です。  クリュイタン…

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ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ

 ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」を聞きました。CDは、クリュイタンス盤です。  この曲は、ピアノ曲として作曲され、のちにラヴェル自身によって管弦楽用にも編曲されました。作曲のきっかけは、ラヴェルが、ベラスケスが描いたマルガリータ王女の絵を見たことにあるといわれています。パヴァーヌとは、ヨーロッパで流行した踊りの名前です。7分ほどの短い曲ですが、題名から想像されるような優雅な感じの曲で…

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ラヴェル ラ・ヴァルス

 ラヴェルの「ラ・ヴァルス」を聞きました。CDは、クリュイタンス盤です。  「ラ・ヴァルス」というのは、フランス語でワルツのことです。ラヴェルは、ヨハン・シュトラウス2世への敬意からウィンナワルツ風の曲を作ることを、しばらく前から考えていたようですが、できあがったこの曲は、華やかなだけではなく、翳りのようなところ、やけっぱちのようなところがあります。それは、ラヴェルが第一次世界大戦を経験したこ…

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ラヴェル 高雅にして感傷的なワルツ

 ラヴェルの「高雅にして感傷的なワルツ」を聞きました。CDは、クリュイタンス盤です。  この曲は、初めはピアノ独奏曲として作曲されたもので、のちに管弦楽版も作られました。全体で16分ほどの曲ですが、8曲からなり、曲によりちょっと華やかだったり、神秘的だったり(題名の通り、高雅だったり、感傷的だったり)、性格が違っています。  ピアノ版の初演時にはおもしろいエピソードがあります。作曲者名を紹介…

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ラヴェル スペイン狂詩曲

 ラヴェルの「スペイン狂詩曲」を聞きました。CDは、クリュイタンス盤です。  この曲は、ラヴェルの本格的な管弦楽曲の第1作で、夜への前奏曲・マラゲーニャ・ハバネラ・祭りの4曲からなっています。ハバネラと他の3曲は別々にピアノ曲として作曲されたのですが、それをまとめて管弦楽曲に作りかえたものです。  スペインを題材にした曲というと、色彩感豊かな曲をイメージしますが、第1曲の夜への前奏曲は、その…

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ラヴェル 「ボレロ」

 ラヴェルの「ボレロ」を聞きました。CDは、クリュイタンス盤です。  ラヴェルの「ボレロ」は、最初から最後まで同じリズムが続き、さらにずっとクレッシェンドが続くというちょっと変わった曲です。おまけに、登場する旋律も二つだけなのです。それで約15分(クリュイタンス盤は、15'26")もたせるのですからたいしたものです。さすが、「オーケストレーションの魔術師」と言われたラヴェルだけのことはあると思…

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ラヴェル ピアノ協奏曲

 ラヴェルのピアノ協奏曲を聞きました。CDは、アルゲリッチ/アバド盤です。  CDの解説によると、この曲についてラヴェルは、「モーツァルトとサン=サーンスの精神に則って独奏楽器を引き立てて快活華麗であるべき」だというようなことを言ったそうです。  たしかに、第2楽章は、モーツァルトのピアノ協奏曲でもよく見られるピアノとオーケストラの静かな対話といった感じがあります。しかし、第1楽章は、いきな…

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ラヴェル ボレロ

 ラヴェルのボレロを聞きました。CDは、マゼール盤(フランス国立管との新盤)です。  ボレロは、いまでは管弦楽曲として有名ですが、もとはバレエ音楽として作曲されました。しかし、ラヴェルは、よくもこんな曲を思いついたものだとあきれてしまいます。小太鼓が、ずっと同じリズム(ボレロというのは、このリズムの名前です。)をたたき続け、その上に単純な旋律をさまざまな楽器がひきついでいき、初めから最後までず…

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